野球やサッカー、ゴルフなど、どんなスポーツをするにも道具が必要ですが、皆さんはどこで、何を根拠にして道具を購入しているのでしょうか。このほど、直近1年以内にスポーツ用品を購入した全国15~69歳の男女47,788名に対し、どこで、どんな理由でスポーツ用品を購入したのか調査するユニークな試みが行われました。
ゴルフはウェアや道具など必要なものが多い
マーケティング・リサーチ会社のクロス・マーケティングが実施した「スポーツ用品の購入に関する調査(2023年)」では、マラソン・ランニング/フィットネス、サッカー・フットサル、野球、バスケットボール、ゴルフという5つに分けて、各スポーツ370名に購入品、購入チャネル、購入先決定要因などをアンケートしたそうです。
調査結果によると、直近1年以内にウェアを購入した人の多いスポーツは、「マラソン・ランニング/フィットネス」が57%、「ゴルフ」が52%と、2つのスポーツで半数越え。また、道具・グッズは、「ゴルフ」「野球」「バスケットボール」で70~80%台。その中でも、ゴルフが86%とトップになっています。
■調査概要
調査元:クロス・マーケティング
調査手法:インターネットリサーチ
調査地域:全国47都道府県
調査対象:15~69歳の男女47,788人(各スポーツ370人)
調査期間:2023年5月29日~6月1日
今回は購入金額については調査していないようですが、やはりウェアやクラブ、ボールなどプレーするために必要な道具が多いゴルフは、道具やグッズを購入する人も多いことが分かります。
ゴルフは店舗での購入が主流
次に、ゴルファーたちがどこでウェアや道具を購入しているかという購買行動に対する調査では、どちらも総合スポーツ用品店という回答が50%超。インターネット上のECサイトでの購買はウェア、道具共に20%を切っており、ブランドやメーカーの直営店で買うと答えた人たちも加えると、多くのゴルファーたちが店舗に足を運んでスポーツ用品を購入していることが分かります。
その裏付けとして、ゴルフウェアの購入先を決定した要因の1位が「実際に商品を確かめることができる」(24%)、2位が「品ぞろえが豊富」となっており、豊富な種類の商品を実際に手に取って確認できることが購入先を決定する際の重要な要素となっているようです。
ちなみに、ゴルフ道具の購入先決定要因では、「値段が安いから」が29%で1位。そのほかのスポーツで、この理由が2位までに入っていないところを見ると、やはりゴルフは道具に費用がかかるスポーツで、多くのゴルファーがそこに関心が高いことが分かります。
このほか、購入時に参考にする情報はウェア、道具共に、「店頭・店内の広告」「店員からの情報・アドバイス」「メーカー・ブランドのSNS」が3位までを占めています。このことからも、店頭での購入率が高いことがうかがい知れますね。
今回の調査を見ると、スポーツのウェアや道具などの購入は店頭がメインで、店頭・店内の広告や店員さんからのアドバイスが重視されていることが分かりました。最近では、インターネット上のECサイトでの商品購入が主流になっている印象がありますが、特にゴルフに関しては、まだまだ店舗での購入が主流のようですね。