ランチは基本的に思いつきな事ことが多いけど、それでも「とりあえず」で流したくないから、今日の私をちゃんと満たしてくれる場所を選びたい。
国技館通りを少し歩いたところにある、両国の町中華「香港楼(ホンコンロウ)」。
華美ではないけれど、湯気の中に確かな手作りの温もりが宿るこの空間は、忙しさで少しだけ尖った心を心地よくほどいてくれる。
気張らない「ふだん着の贅沢」
席についてメニューを開けば、街に馴染んだ安心感のあるラインナップが並ぶ。
優しいスープで胃袋の隅々まで満たしたい日は「五目そばのセット」を選ぶし、香ばしさが食欲を真っ直ぐに直撃する「鶏肉とカシューナッツの炒めセット」で小気味よく自分を労わりたい日もある。


イタリア人が毎日高級リストランテでコースを食べているわけではなく、時には街角のスタンドバルに大人の余裕を見出すように。私たちだって、いつでも料亭の上澄みだけを求めているわけじゃない。
むしろこういう飾らない場所で、美味しいものを素直に味わう時間こそが、大人の日常を一番美しく整えてくれる。
記憶に残る時間だけを過ごしたい
本当に求めているのは、SNS映えでも効率でもなく、誰の目も気にせず自分の呼吸を取り戻せる時間だから。
香港楼のボックス席に身を預け、レンゲでスープをすすり、いい意味で裏切りのない味にほっとする。それなのに、卓上調味料の辣油の本格さには驚いた。山椒の香と唐辛子の辛味が実に穏やかに同居している。
それだけでもチェーン系のお店じゃなくて、ここでよかったと思えた。


華美な演出はなくても、こういう実直な温もりに満ちた時間は記憶に残る。
40秒の”快感”を噛み締めて次に乗る
お腹をしっかりと満たして店を出ると、両国の街の風がさっきより心地よく肌を撫でる。
自分のために選んだ美味しいランチの余韻を抱えながら歩く帰り道は、驚くほどフラットで、澄み切っている。
「午後の仕事も、私のペースで軽やかにこなせそう」
背伸びをしない等身大の選択で自分を丁寧に労わった日は、午後からの景色もすべてが味方に見えてくる。
気負わずに、心からお腹を満たしたい昼へ。
「特別な場所じゃなくていい。美味しいごはんと安心感が欲しい日のお昼。」
大人の女性が一人でも気兼ねなくリラックスできる、両国の町中華。
詳細やアクセスは、下記からご覧いただけます。
Photo: TURNER.
Written by: MEDIA MAN.





