スパニッシュシェフのおばんざいが斬新。ナチュールワインと小料理をつまむ。神楽坂『ORI』

「石畳を探すこと」 

それが、夕暮れ時の神楽坂を歩くときの見えないマイルール。

向かうのは、路地裏の古民家を改装した立ち飲みワインバー『ORI(オリ)』。 気負わないのに洗練されたその場所には、自分の「好き」に正直な大人たちが自然体で集まっている。

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時間のルールを外して、16時の街に溶け込む

古民家の温もりを残す引き戸を開けると、中央に据えられた大きなテーブルをラフに囲み、まだ太陽が高い時間からグラスを傾ける人がいる。

この「日常の真ん中で、あえて時間を外して自由を謳歌する」という背徳感と解放感こそが、大人のアペロが持つ最大の魅力の一つだと思う。


スペイン料理のDNAが香る、ひねりの効いた小皿料理

『ORI』の主役はワインだけではない。近隣のスペイン料理名店のスピリットを汲んだシェフが手掛けるのは、気負わないのにハッとさせられる独創的な小料理の数々だ。 

なめらかなブラータチーズに合わせる「鯛の酒盗」の塩気や、ほんのりスパイスを効かせた季節の野菜料理。素材の個性を引き立てるシンプルな美しさと、ふと肩の力が抜けるような懐かしさが同居する一皿は、飲むほどに五感を心地よく刺激してくれる。

スペインでは「パエリア」は家族や友達とパエリアを囲むのが定番
ブラータチーズとの最高の相性な「鯛の酒盗」


約800本のセラーから、今の気分にぴったりの一杯をすくい上げる

ウォークインセラーに眠るのは、国内外から厳選された約800本のナチュラルワイン。

 「今の気分はどれだろう?」とスタッフと会話を交わしながら、あるいは自分の直感を頼りにグラスを選ぶ。大地のエネルギーをそのまま閉じ込めたような生きた果実味は、乾いた心や身体にスッと染み渡り、凝り固まった思考を軽やかにほどいていく。

畏まったコースを食べるわけでもなく、ただ酔うためだけに飲むわけでもない。

「美味しいお酒と一皿を通じて、自分の調子を感じ取る」 

ただ石畳を探していただけなのに出会えた「ORI」。

あなたも予定のない休日の過ごし方に、石畳を探してみるもの悪くないかも。

Shop Info 神楽坂『ORI』

  • 住所:東京都新宿区神楽坂3-4 河村荘1F
  • 営業時間:16:00〜23:00

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Written by: MEDIA MAN.

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