洗練された大人の休日には、時に「美しき違和感」が必要だ。 浅草1丁目1番1号。大正10年建築の国・登録有形文化財であり、日本初の西洋風バーとして誕生した「神谷バー」。 ここで140年以上愛され続ける名物「電気ブラン」は、一見するとクラシカルな琥珀色のカクテルでありながら、アルコール度数は驚愕の40度。ひとくち口に含めば、身体中を稲妻が駆け巡るような強烈な刺激と芳醇な甘みが交錯する。重厚な文化財の空間で、あえて極上のカシミアを纏い、デンジャラスな40度をスマートに傾ける——これぞ、いつもの休日に+1の刺激をもたらす「ラグジー」な遊び心だ。
大正10年建築。国の「登録有形文化財」という圧倒的な舞台装置

浅草の喧騒の中に佇む、重厚なアーチ窓とクラシカルな外観。神谷バーの本館は、浅草最古の鉄筋コンクリート建築として国の登録有形文化財に指定されている。
扉を開ければ、そこは一瞬で時代を飛び越えたかのような大正ロマンの気品漂う空間。モダンな都会の日常から脱し、歴史ある建築の美意識に抱かれながらグラスを傾ける時間は、まさに大人のための知的なエスケープだ。
140年変わらぬ秘伝。琥珀色に隠された「40度の美しき毒」
神谷バーの象徴である「電気ブラン」は、明治の文明開化期に誕生した。当時、先進的で刺激的なものを「電気〜」と呼んだハイカラな文化が生んだ伝説のカクテルだ。
ブランデーをベースに、ワイン、ジン、ベルモット、そして秘伝の薬草(ハーブ)が複雑に絡み合う。その味わいは極めて濃厚でスパイシー。クラシカルで優雅なビジュアルとは裏腹に、一口で脳を痺れさせるストロングな落差こそが、感度の高い人々を魅了してやまない。
ボトル持ち帰りという密かな贅沢。自宅の書斎を「真夜中の神谷バー」に変える魔法

店頭の売店で静かに異彩を放つ「電気ブラン(700ml)」のテイクアウトボトル。「ちょっと大人な40度」のPOPが示す通り、この1本を持ち帰ることで文化財バーの歴史と洗練を自宅へと連れ帰ることができる。
自宅のライティングを少し落とし、薄底のロックグラスに注ぎ込む。チェイサー代わりに冷えたクラフトビールを添える「神谷バー流」の嗜みを再現すれば、自宅の書斎は一瞬にしてハイカラなバーへと昇華する。
浅草散策のフィナーレ。雷門の余韻を「1杯の稲妻」で締めくくる

下町の歴史を感じる散策や浅草寺参拝を愉しんだ後、休日のハイライトとして訪れたいのが神谷バーのカウンターだ。
下町の気取りない賑わいと、文化財建築の品格が同居する独特の空気感。そこで味わう電気ブランの強い刺激は、休日の満足度を極限まで引き上げる。単なる「呑み歩き」で終わらせない、歴史とラグジュアリーな戯れを愉しむのが、大人の『HapiGol』スタイルだ。
【SHOP INFORMATION】
- 店名: 神谷バー(KAMIYA BAR)
- 住所: 東京都台東区浅草1-1-1
- アクセス: 東武伊勢崎線・東京メトロ銀座線・都営浅草線「浅草駅」徒歩すぐ
- 電話番号: 03-3841-5400
- 営業時間: 11:00〜20:00(L.O. 19:30)
- 定休日: 火曜日、毎月2回月曜日(※文化財指定建築)
Written by:MEDIA MAN.





