◆国内女子プロツアー<大東建託・いい部屋ネットレディス 7月20日~7月23日 ザ・クイーンズヒルゴルフクラブ(福岡) /6540ヤード・パー72>
悪天候のため3日目がサスペンデッドとなり、54ホールの短縮競技となったJLPGAツアー第20戦『大東建託・いい部屋ネットレディス』。第3ラウンドの残りホールのみでの争いとなった最終日は、12アンダーの首位でスタートした小滝水音が7バーディー、1ボギーの66で回り、通算18アンダーで嬉しいツアー初優勝を飾った。
54ホールの短期決戦!後半の5連続バーディーで決着
12アンダーの単独首位で迎えた昨日の第3ラウンドは、突然の豪雨でワンプレーもできずにサスペンデッドとなった小滝。
仕切り直しとなった最終日は、前半2つスコアを伸ばすものの、1打差の2位スタートだった吉田優利に追いつかれるなど混戦模様となったが、後半の9ホールに入って大爆発した。
12番パー3でこの日3つ目のバーディーを奪い通算15アンダーとすると、そのあと16番まで怒涛のバーディーラッシュ。一気に後続を引き離した。
最終18番パー4をボギーとするも、通算18アンダーでホールアウト。2位に2打差をつけて、ツアー初優勝を飾った。
1998年生まれの25歳。渋野日向子や小祝さくら、勝みなみなど輝きを放ち続ける黄金世代の1人として2017年にプロ入りするも、これまでレギュラーツアーではトップ10入りが4回となかなか活躍することができなかった。
今季もQTランキングが114位だったため、1回目のリランキングまで3試合にしかレギュラーツアーには出場できなかったが、唯一予選を通過したリシャール・ミル ヨネックスレディスで8位タイに入ったおかげで43位にジャンプアップ。ツアー初優勝につながった。
今回の優勝で、ツアーに出場できるかどうかの悩みからは解放される“遅れてきた黄金世代”小滝の今後の活躍が楽しみだ。
ちなみに、2打差の2位タイには小祝さくらと吉田優利。3打差の4位には、岩井ツインズの姉・明愛が入っている。