若手にはまだ負けん!選手会長の谷原秀人がツアー18勝目

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ツアー18勝目を挙げた谷原秀人(写真は3日目) 写真:JGTO images

◆国内男子プロツアー<JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品 2023 6月22日~6月25日 西那須野カントリー倶楽部(栃木県) /7036ヤード・パー72>

ジャパンゴルフツアー選手会が主催するトーナメント『JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP by サトウ食品』の最終日は、2打差の3位タイからスタートした谷原秀人が7バーディー、1ボギーの66で回り、通算24アンダーの首位で先にホールアウト。その谷原に、トップタイで最終組スタートだった長野泰雅が並び、試合の決着はプレーオフに持ち込まれたが、1ホール目をパーとした谷原が長野を振り切り、ツアー通算18勝目を挙げた。

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選手会主催大会で選手会長が優勝!

 今回が3回目の開催となる選手会主催トーナメントの最終決戦は、ツアー18勝目を狙う選手会長・谷原秀人と、ツアー初優勝を目指す長野泰雅のプレーオフとなった。

 プレーオフ1ホール目で先にティーショットを打った谷原は、フェアウェイ中央から約3.5メートルのバーディーチャンスに。右に曲げた長野は、2打目は出すだけの厳しい状況から、3打目を約4メートルにつける。

 そして、先にパーパットを決めてプレッシャーをかけたい長野が決めきれずにボギーとするなか、谷原はツーパットのパーにまとめ、熱戦に決着をつけた。

40代で4勝目の谷原秀人「今年45歳、頑張っております」

 この日は、2打差の3位タイからのスタートだった。インターネット放送での優勝インタビューで、「まさか、こんな展開になるとは」と語ったように、首位タイでスタートする長野と中島啓太という今をときめく若手選手を追いかけるのは、大変だと思っていたのは間違いないだろう。

 しかし、2番からの3連続バーディーで首位に並ぶと、後半も16番パー5で、この日7つ目のバーディーを奪い通算24アンダーとし、その時点でトップに立っていた長野に追いついた。

 そして、今回が5回目となるプレーオフでは、初めてだった長野との経験の差を見せつけた。

 優勝インタビューで、「皆さん、僕(の優勝)だと思ってなかったでしょう」と言って会場を盛り上げた後、「今年45歳、頑張っております。若い選手が頑張っているので肩身が狭いですが、これからもツアーを盛り上げていけるよう頑張ります」と笑顔を見せた選手会長。40代になって4勝目を挙げたその強くて高い背中が、いま伸び盛りの若手に大きな刺激を与えるのは間違いない。

 プレーオフで破れた長野は、自己最高となる2位でのフィニッシュ。2打差の3位には、5大会連続で最終日最終組をラウンドした中島啓太のほか、植竹勇太、大槻智春の3人が並んだ。

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