◆国内男子プロツアー<関西オープンゴルフ選手権競技 4月13日~16日 泉ヶ丘カントリークラブ(大阪府) / 7051ヤード・パー71>
13アンダー単独首位からスタートした蟬川泰果が、最終日に4アンダー67でラウンド。通算17アンダーまでスコアを伸ばしてプロ転向後のツアー初優勝を飾った。
若い力が躍動!その中でも光った蟬川のバックナイン
序盤は静かなスタートで6番ホールまでパーを重ねた蟬川。そんな蟬川に最初にプレッシャーをかけたのが同じ東北福祉大で同級生でもある鈴木晃祐だ。2番ホールバーディのあと、3番パー3ではエースを達成。この時点で2ストロークに差を縮めた。
>>蟬川泰果が涙の勝利!ツアー史上6人目のアマチュア優勝を達成
ただ、そんな鈴木の猛追にも蟬川が焦ることはなかった。
鈴木が8番・9番で連続ボギーを叩き優勝争いから後退するなか、1バーディ・1ボギーで迎えた前半ラストの9番パー5では、見事なコースマネージメントから3打目をピンそばに。このバーディパットをきっちり沈め14アンダーとして、この時点で2位だった同じ最終組の永野竜太郎との差をスタート時と同じ3打に広げ、折り返すことに成功した。
この後は、昨年、アマチュアながら2勝を挙げている経験からなのか、後半の9ホールは3バーディ、ノーボギーでラウンド。自らが伸ばせば負けることはないと言わんばかりのゴルフで、プロ初優勝を見事な逃げ切りで達成した。
なお、2位は通算13アンダーの幡地隆寛。通算12アンダーの3位タイには、後半立て直した鈴木と大阪学院大学4年の宇喜多飛翔。永野竜太郎は後半スコアを伸ばせず5位に終わった。