ゴルフを始めると、なぜか一度は出会う。
「ちょっと待って。今のスイング、腰が全然回ってないよ」
「そのクラブ、初心者向けすぎない?」
「俺の若い頃はね……」
悪気があるのか、ないのか。
せっかくの休日なのに、いちいち真面目に受け止めていたら、こっちが疲れてしまう。
そんなときは、言い返すよりも、ちょっと笑える返しで軽くいなす。
今回は、そんな「昭和のおじさんゴルファー」に出会ったときの、ゴルフ女子の処世術。
「俺が教えてやるよ」編
おじさん
「ちょっと待って。今のスイング、腰が全然回ってないよ」
ゴルフ女子
「あ、そうなんですね」
おじさん
「俺が見てあげようか。昔はよく人に教えてたから」
ゴルフ女子
「じゃあ、お願いします」
おじさん
「まずね、アドレスが――」
ここで全部聞いてしまうと、話が長くなる。
そんなときは、ちょっとだけ方向を変えてみる。
ゴルフ女子
「ちなみに、これ直ったら何ヤード伸びます?」
おじさん
「え?」
ゴルフ女子
「せっかくなので、伸び幅まで知りたいです」
おじさん
「いや、それは人によるから……」
ゴルフ女子
「じゃあ、今のアドバイスで次パー取れたら、ランチお願いしますね」
おじさん
「……」
これくらいが、ちょうどいい。
否定しない。
ケンカもしない。
でも、“教える側”にちょっとだけプレッシャーを返してみる。
「そのクラブ、初心者向けだよ」編
おじさん
「そのクラブ使ってるの?」
ゴルフ女子
「はい。気に入ってるんです」
おじさん
「いや、それ初心者向けだよ。俺ならこっちだな」
ゴルフ女子
「そうなんですね」
おじさん
「限定モデルでさ。なかなか手に入らないんだよ」
ゴルフ女子
「へえー!すごい!」
おじさん
「しかもシャフトが――」
また始まった。
そんなときは、
ゴルフ女子
「それって、持ってるだけでスコアも良くなるんですか?」
おじさん
「いや、それは……」
ゴルフ女子
「じゃあ、私も買います」
おじさん
「おっ!」
ゴルフ女子
「スコアが良くなったら」
……これも悪くない。
クラブの良し悪しを否定する必要はない。
「それ、私に必要?」を笑いながら確認する。
それだけで、ブランド自慢もスペック自慢も、ちょっと可愛い会話になる。
「俺の若い頃はね……」編
おじさん
「俺の若い頃は、朝5時からゴルフだったよ」
ゴルフ女子
「すごいですね」
おじさん
「今みたいに便利じゃなかったからね」
ゴルフ女子
「へえー!」
おじさん
「昔はもっと厳しくて――」
この話が始まったら、無理に止める必要もない。
むしろ、
ゴルフ女子
「じゃあ、“昭和ゴルフ体験ツアー”作れそうですね」
おじさん
「?」
ゴルフ女子
「朝5時集合で、昔のウェア着て、昔のルールで回るんです」
ゴルフ女子
「先生、ぜひ監修してください」
ここまで言えば、たぶん本人も笑う。
過去を否定するより、ネタにしてしまう。
そのくらいの余裕があれば、休日の空気は壊れない。
「ゴルフっていうのは、スコアじゃないんだよ」編
おじさん
「ゴルフっていうのはね、スコアだけじゃないんだよ」
ゴルフ女子
「おっ、急に深い話ですね」
おじさん
「人間力なんだよ」
ゴルフ女子
「なるほど」
おじさん
「ゴルフには、その人の生き方が出るからね」
ゴルフ女子
「ちなみに今日、何打でした?」
おじさん
「……」
たまには、こういう返しもいい。
もちろん、本気で聞いているわけではない。
聞く。笑う。ちょっと返す。そして、自分のゴルフに戻る。
それくらいが、ちょうどいい。
これくらいが、ちょうどいい。
ゴルフは、誰かに勝つためだけのものじゃない。
ナイスショットが出れば嬉しい。
パーが取れれば嬉しい。
でも、ボギーだったからといって、その日がつまらなくなるわけでもない。
むしろ、
「今日、めちゃくちゃ楽しかった」
と思えたなら、それだけで十分。
そこでHapiGolが勝手に作った言葉がある。
「ハピバ」「ハピパ」「ハピボ」「ハピパー」。
HapiGol用語「ハピバ・ハピパ・ハピボ・ハピパー」
ゴルフには、バーディ、パー、ボギーと、いろんなスコアがある。
だったらHapiGolでは、全部ハッピーにしてしまおう。
バーディなら「ハピバ」。
パーなら「ハピパ」。
ボギーだって「ハピボ」。
そして、スコアがどうだったとしても、
「今日、楽しかった!」
と思えたなら、それはもう――
「ハピパー」。
お気に入りのウェアで気分が上がった。
ナイスショットでみんなが盛り上がった。
途中で大笑いした。
帰りに美味しいものを食べた。
そんな一日なら、スコアカードに残らない思い出だって、立派な「いいゴルフ」。
スコアが良ければハッピー。
スコアが悪くてもハッピー。
楽しめたなら、全部ハッピー。
それが、HapiGolの考えるゴルフです。
※HapiGol用語:「ハピバ」「ハピパ」「ハピボ」は、それぞれバーディ・パー・ボギーを楽しむためのHapiGol流スラング。「ハピパー」は、スコアに関係なく、その日のゴルフそのものを楽しめたときに使う言葉。
だから、今日も「ハピパー」で。
ゴルフ場には、いろんな人がいる。
教えたがる人もいる。
クラブを語りたい人もいる。
昔のゴルフを語りたい人もいる。
でも、その人たちに合わせて、自分まで疲れる必要はない。
「ありがとうございます」
と受け取って、
「ちなみに先生、今日のベストスコア何打ですか?」
くらい聞いてみてもいい。
そして最後は、自分たちが楽しければ、それでいい。
バーディなら、ハピバ。
パーなら、ハピパ。
ボギーなら、ハピボ。
そして、今日一日が楽しかったなら――ハピパー。
誰かの正解に合わせるより、
自分が笑って終われる休日を。
それが、HapiGol流のゴルフ女子の処世術。
Written by: MEDIA MAN.
Published by: HapiGol 編集部 / STΛRK Media
