数年前、街を席巻した高級食パンブームはどこへやら。
「毎日食べるには高すぎる」「結局、飽きた」という現実とともに、飛ぶ鳥を落とした店から順に消えていった。
だからこそ、取材の帰り道に見かけた「あの行列」に、私は身構えた。
「――またあの二番煎じか?」と。
疑り深いライターの私が、その謎を紐解くべく足を踏み入れたのが「ペンギンベーカリー」だった。
まずは価格。あの頃の「罪悪感」がない

看板の「とべない食パン」は、あの頃の高級食パン専門店のような「財布をジリジリさせる罪悪感」がない。圧倒的に日常に寄り添った価格──1斤 税込390円。
「普通のパン屋」と何が違うのか?
では、味やコンセプトはどうなのか?
「色んな種類があるパン屋なんて、どこにでもあるだろ」と思うかもしれない。
たしかに、昔ながらのチェーンでも、棚にずらりと並ぶ店はいくらでもある。
だが、決定的な違いは「北海道の圧倒的な物量とエンタメ感の掛け算」にある。
北海道産小麦「ゆめちから」を使い、耳までむちっとした異次元の食感を生み出す「とべない食パン」という確かな軸がありながら、その横には日本カレーパングランプリで金賞を獲りまくる本格派のカレーパンが並び、さらには北海道名物の「ザンギ」やもっちり食感がたまらない「もちべえ」、子供が思わず指をさす可愛いキャラクターパンまでが所狭しと並んでいる。



そこにあるのは、ただ「品数が多いパン屋」の退屈な風景じゃない。 「今日はどれにしようか」と、大人も子供も本気でワクワクしてしまう、いわば“日常の小さなテーマパーク”としての完成度だ。
気取った高級感で客を選ぶのではなく、家族全員の「食べたい!」を一つのトレイに全部受け止めてくれる懐の深さがある。
行列の正体、そして下した結論
「明日の朝、どれを食べようか」 高級食パンが忘れていった「選ぶ楽しさ」と「お値打ち感」を、最高のクオリティで丸ごと再構築してくれた場所。それこそが、この行列の正体なのだろう。
ここまでの全方位型であれば、これは一過性のブームではなく「感動」を与えてくれる本物なんだと確信した。
次のゴルフの朝食は、もうペンギンベーカリーのパンしか考えられない。
【店舗情報】
ペンギンベーカリー 北海道から本州まで続々と出店中。
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公式サイトよりご確認ください。
Photo / ペンギンベーカリー
Written by:MEDIA MAN.





