稲見萌寧が逆転での米ツアー初制覇で涙!桑木志帆は日米ツアー同時初優勝を逃す

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優勝スピーチで涙を見せた稲見萌寧 写真:Getty Images

◆日米女子プロツアー共催<TOTOジャパンクラシック 11月2日~11月5日 太平洋クラブ美野里コース(茨城県) /6598ヤード・パー72>

日米両ツアーの共催で行われた『TOTOジャパンクラシック』の最終日は、3位スタートの稲見萌寧が4バーディー、1ボギーの69で回り通算22アンダーで逆転優勝。米ツアー初優勝とともに、約1年3か月ぶりとなる日本ツアー通算13勝目を飾った。首位タイからスタートした桑木志帆は1打差の2位タイ、畑岡奈紗は4打差の8位タイでのフィニッシュとなった。

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終盤に底力を発揮!稲見萌寧が逆転で今季初勝利

 日本で開催される唯一の米ツアーの公式戦『TOTOジャパンクラシック』は、3日目のラウンドを終えて、1位から4位までを日本人選手が占める予想外の状況で最終日を迎えた。

 その中でまず優勝戦線を引っ張ったのは、通算20アンダーの首位タイからスタートした桑木志帆と、1打差の3位からスタートした稲見萌寧だった。

 前半3バーディー、1ボギーで通算22アンダーまで伸ばし単独首位に立った桑木は12番でボギー。前半2バーディーで通算21アンダーとしていた稲見は、12番でもバーディーを奪い通算22アンダーとし、桑木に代わって首位に立ったが、15番でボギー。残り3ホールとなった時点で桑木と稲見、さらには2つ目の組でプレーしていたぺ・ソンウ(韓国)の3人が、通算21アンダーで首位に並ぶ展開となった。

 まず、17番パー5でのバーディーで首位に並んだぺ・ソンウは、難関18番パー4をパーでしのぎ通算21アンダーのままホールアウト。クラブハウスリーダーとして、2人の上がりを待った。

 一方、まだ日本ツアーでも優勝経験がなく、前人未到の日米ツアー同時での初優勝がかかった桑木は、16番パー3で痛恨のボギーを叩き1歩後退するも、17番をバーディー。さらに、勝負がかかった18番でも2オンはしたものの惜しくもバーディーは取れず、通算21アンダーでホールアウト。ぺ・ソンウとともに2位タイで大会を終えた。

2位に終わった桑木志帆は稲見に祝福のハグ 写真:Getty Images

 そして、17番で2オンに成功し、きっちりバーディーを奪った稲見。単独首位で迎えた18番でも、2打目をピンそばにピタリと寄せ2パットのパー。通算22アンダーで米ツアー初優勝、日本ツアーでは2022年8月のニトリレディス以来となる通算13勝目をつかんだ。

 このほか通算20アンダーの4位タイには、通算13アンダーの19位タイからこの日7つスコアを伸ばした申ジエ(韓国)と、通算15アンダーの9位タイから追い上げたリン・シユ(中国)が入った。また、桑木とともに首位タイからスタートした畑岡奈紗は1バーディー、1ボギー、1ダブルボギーの74とスコアを崩し、通算18アンダーの8位タイに終わっている。

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