◆国内女子プロツアー<楽天スーパーレディース 7月20日~7月23日 東急グランドオークゴルフクラブ(兵庫) /6636ヤード・パー72>
猛暑の中での戦いとなったJLPGAツアー第21戦『楽天スーパーレディース』の最終日は、通算15アンダーの2位スタートだった櫻井心那が、6バーディー、ノーボギーの66で回り、首位スタートの鈴木愛を逆転。通算21アンダーで、『資生堂レディス』に続くツアー2勝目を挙げた。
鮮やかな逆転勝利でツアー2勝目をつかんだ櫻井心那
資生堂レディスでは、桑木志帆とのプレーオフの末、ツアー初優勝を飾った櫻井心那。この時は、最終日1打差からのスタートだった。
19歳の櫻井心那がレギュラーツアー初優勝!プレーオフで桑木志帆を下す
今回、首位の鈴木愛に2打差の2位からスタートした櫻井は、1番パー4をいきなりバーディーとすると、4番、7番、8番と前半9ホールで4つのバーディーを奪取。通算19アンダーで、首位スタートの鈴木と並んで前半を折り返した。
後半に入ると、10番パー4で櫻井がバーディーを奪うと、13番パー5で鈴木が追いつくといった一進一退の戦いに。
さらに櫻井が、14番でこの日6つ目のバーディーを奪い1歩前に出たところ、追いかける鈴木が16番で痛恨のボギー。15番以降もパーでしのいだ櫻井が、通算21アンダーで逃げ切った。
初優勝を飾った資生堂レディスから4週間後に挙げたツアー2勝目は、過去2回賞金女王となった鈴木を逆転してつかんだ。今季の目標に挙げている、地元・長崎での『日本女子プロゴルフ選手権』(9月7日~10日、パサージュ琴海アイランドGC)に向けて、大きな弾みとなる1勝となったに違いない。
ちなみに通算20アンダーの2位には、櫻井と同じく6バーディー、ノーボギーで回った韓国のイ・ミニョン、通算19アンダーの3位には鈴木愛が入っている。