川岸史果がプレーオフ制し、6年ぶりとなる涙の復活優勝!

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6年ぶりとなるツアー2勝目を挙げた川岸史果 写真:Getty Images

◆国内女子プロツアー<リシャール・ミル ヨネックスレディスゴルフトーナメント2023 in 朝霧 6月2日~6月4日 朝霧ジャンボリーゴルフクラブ(静岡県) / 6687ヤード・パー72>

悪天候などの影響で、当初の54ホールから27ホールに短縮された『リシャール・ミル ヨネックスレディス』。通算9アンダーの首位タイでホールアウトした佐久間朱里と川岸史果がプレーオフに臨み、1ホール目でバーディーを奪った川岸が嬉しいツアー2勝目を達成。6年ぶりとなる復活優勝を飾った。

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短期決戦となり激しさを増した首位争い

 1日目が台風2号による悪天候のため中止。2日目もコースコンディション不良でスタート時間が遅れ、さらには濃霧のためサスペンデッドとなり、ほとんどの選手が第1ラウンドをホールアウトできない状況となったこの大会。

 最終日となる3日目は、午前6時34分から第1ラウンドの残りを消化し54位タイまでの70人が予選を通過したものの、第2ラウンドが9ホールに短縮されたため、26位タイの32人までのセカンドカットが実施された。

  9ホールの短期決戦となった最終ラウンドでまず猛ダッシュを見せたのが、首位から3打差の3アンダー17位タイからスタートした大里桃子。スタートホールの10番からいきなり4連続バーディーを奪うと、15番でもバーディー。5バーディー、ボギーなしの31で通算8アンダーまでスコアを伸ばし、ホールアウト時点でのクラブハウスリーダーとなった。

プレーオフの末、川岸史果が嬉しいツアー2勝目

プレーオフでバーディー決め、ガッツポーズの川岸史果 写真:Getty Images

 その大里をまくったのが、4アンダー11位タイからスタートした佐久間朱莉と、5アンダー4位タイからスタートした川岸史果。

 10番をバーディースタートした佐久間は、12番から14番までの3連続を含む全部で5つのバーディーをゲットし、大里と同じ31のラウンド。川岸は10番、12番をバーディーとした後パーが続くも、あがりの17番、18番で連続バーディーを決め32。ともにボギーなしの素晴らしいプレーを見せ、通算9アンダーの首位タイで後続を待つことになった。

 そして、さらに佐久間と川岸を追いかけたのが、女王・山下美夢有だった。13番、14番で連続バーディーを奪い、通算8アンダーの3位タイまでスコアを伸ばして迎えた18番パー5。3週連続優勝のためにバーディーが欲しいところだったが、惜しくもパーに終わり、佐久間と川岸には及ばなかった。

 18番で行われたプレーオフでは、1ホール目で川岸がバーディーを奪い、2017年『マンシングウェアレディース東海クラシック』以来となる6年ぶりのツアー2勝目を挙げた。

 なお、ツアー初優勝を逃した佐久間が2位。大里と山下が3位タイに入っている。

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