マルチな才能が魅力の副会長・堀川未来夢が逆転で今季2勝目をゲット!

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逆転で今季2勝目を挙げた堀川未来夢 写真:JGTO images

◆国内男子プロツアー<マイナビABCチャンピオンシップゴルフトーナメント 11月2日〜5日 ABCゴルフ倶楽部(兵庫県)7217ヤード・パー72>

マイナビABCチャンピオンシップ最終日。1打差の2位タイからスタートした堀川未来夢が6バーディー、1ボギーの67をマーク。通算17アンダーで「日本プロ選手権大会」に次ぐ今季2勝目、ツアー通算4勝目を挙げた。
2打差の2位には河本力、岩田寛、出水田大二郎の3人が入った。今年の日本オープンを制し、今大会からプロに転向した蟬川泰果は、7アンダーの28位タイでデビュー戦を終えた。

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最終ホールもバーディーフィニッシュ!堀川の強さが際立った

 最後は、危なげない勝ちっぷりだった。手前から1.5メートルのウィニングパットを沈めると、堀川は右手で小さくガッツポーズ。それから満面の笑顔を浮かべながら左手で握ったウイニングボールと、右手に持ったパターを天に向かって突き上げた。

 最終組を回り、2位グループに1打差の単独トップで迎えた堀川。最終18番のティーからは、スプーン(3W)でレイアップ。きっちりとフェアウェーをとらえた。

 前の組で回る河本がイーグルパットを外しバーディー、出水田が3パットのパーでともに15アンダーで終了したのを第2打地点から見ていた。キャディーが状況を確認し、堀川はパーで上がれば優勝が確実という状況であることを確認する。

 そこで堀川は2オン狙いを選択。グリーン奥のラフまで確実に運び、3打目のアプローチは、ふわりと上げてのピッチエンドラン。ダウンヒルということもありカップを約1.5メートルオーバーしたが、のぼりのパットは2パットで優勝というシチュエーション。

 堀川はこれをあっさりと決めるバーディーフィニッシュを演じ、最終的には後続に2打差をつける完ぺきな形で締めくくった。

ウィニングパットを沈め、歓喜のガッツポーズ 写真:JGTO images

マルチな才能で男子ツアーを牽引する堀川未来夢

 YouTube「堀川未来夢チャンネル」の登録者はすでに25万人を突破。大会2日目の4日には、初監修のレッスン書も発売された。ツアー随一のサウナ通としても知られる。

 人気低迷が叫ばれて久しかったJGTOの副会長として人気回復への思いも強く、この日の優勝インタビューでも、「河本力選手はPGAツアーにも匹敵する飛距離を持っていますし、男子ツアーのレベルも上がっています。見に来ていただければきっとハマると思います」と、アピールすることも忘れなかった。

注目の蟬川泰果のプロデビュー戦は28位タイ

プロデビュー戦を28位タイで終えた蟬川泰果 写真:JGTO images

 開催週の月曜日、10月31日にプロ転向を果たした蟬川は、プロ初戦となった今大会を通算2アンダーの40位タイで予選を通過。「初任給」の獲得が確実となったあと、決勝ラウンドで早くもツアープロの感覚を味わっていた。

 最終日のあがり2ホールは、「この一打で何十万、何百万変わってくると思いながら、プレーした」という蝉川は、初めての賞金82万2000円を獲得。

 すでにアマチュアの立場で今季2勝を挙げているだけに、蟬川が高額賞金がかかるビッグトーナメントの続く秋の陣をどう戦うかにも、注目が集まりそうだ。

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