◆国内女子プロツアー<樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント 10月27日~10月29日 武蔵丘ゴルフコース(埼玉県) /6650ヤード・パー72>
JLPGAツアー第34戦『樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント』の最終ラウンドは、18ホールを終えて山下美夢有、リ・ハナ、仁井優花の3人が通算9アンダーで並び、プレーオフに突入。1ホール目でバーディーを奪ったリが、プロ入り3シーズン目での嬉しいツアー初優勝を達成した。
3つ巴のプレーオフの末、リ・ハナがツアー初優勝
『樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント』の最終ラウンドは、優勝の行方が最後まで分からない試合展開となった。
今シーズンも「賞金女王宣言」!?山下美夢有が金箔ソフトとスマイルショット
前半の折り返し時点で通算9アンダーとして、後続に1打差をつけて単独首位に立ったのは、2022年の年間女王・山下美夢有。このあと10番ホールでこの日5つ目のバーディーを奪い、2打差をつけたところまでは山下に流れが来ていた。
しかし山下は、その後の7ホールで1バーディー、3ボギーと失速。その間隙をぬってきたのが、この日5位タイからのスタートだった仁井優花と、8位タイからスタートしたリ・ハナだった。
前半を3バーディーの通算7アンダーで折り返したリは、後半も安定したプレーを披露。15番でのバーディーで、もたつく山下に追いつくと、最終18番パー5でもバーディー。通算9アンダーまでスコアを伸ばして、クラブハウスリーダーでホールアウトした。
前半2バーディーを奪い、一時、山下や岩井千怜、鈴木愛らと首位に並んだのが仁井。13番のボギーで優勝争いから一歩後退したが、17番、18番を連続バーディーとし、通算9アンダーでホールアウト。リとともに、最終組の山下の上がりを待つ状況となった。
後半流れを悪くした山下だったが、2人に1打差で迎えた18番では意地のバーディーをゲット。三つ巴でのプレーオフに持ち込むことに成功した。
リと仁井はツアー初優勝、山下は今季5勝目、通算11勝目がかかった18番でのプレーオフ。1ホール目でリがバーディーパットを沈め、山下と仁井を振り切り嬉しい初優勝を達成した。
通算8アンダーの4位には川岸史果、通算7アンダーの5位には岩井千怜が入った。最終日首位スタートだった鈴木愛は、この日8オーバーと崩れ、通算1アンダーの19位タイに終わっている。