◆国内女子プロツアー<NOBUTA GROUP マスターズGC レディース 10月19日~10月22日 マスターズゴルフ倶楽部(兵庫県) /6495ヤード・パー72>
JLPGAツアー第33戦『NOBUTA GROUP マスターズGC レディース』の最終ラウンドが行われ、通算12アンダーの首位タイからスタートした菅沼菜々が、3バーディ、1ボギーの70でラウンド。通算14アンダーで後続を振り切り、今季ツアー2勝目を挙げた。3打差の2位には、山下美夢有、尾関彩美悠、福田真未の3人が並んだ。
菅沼菜々が粘りのゴルフでツアー2勝目をゲット!
持ち前の粘りのゴルフが今季の2勝目を引き寄せた。
菅沼菜々がついに悲願のツアー初優勝!プレーオフで神谷そらを振り切る
尾関彩美悠とならんで首位スタートとなった最終日。尾関が前半9ホールでスコアを落とすなか、4番と9番でバーディー。通算14アンダーとして単独トップで折り返すと、12番パー5でこの日3つ目のバーディーを奪い15アンダーまでスコアを伸ばした。
その後の16番までの4ホールは、ミスショットなどもあり苦しい展開だったがすべてパーでしのぐ。この時点で2位につけていた福田真未と山下美夢有に3打差をつけた。
17番パー3をボギーとして、2位の山下と2打差で迎えた18番パー4では、山下が2打目でグリーンをとらえられなかったのを見て、2打目をしっかりグリーンへ。そして、この大会でJLPGAツアーを引退するイ・ボミが見つめる中、パーパットを沈めると両腕を天に突き上げガッツポーズ。通算14アンダーでの今季2勝目を決めた。
今年8月の『NEC軽井沢72ゴルフトーナメント』でのツアー初優勝に続く2勝目は、ぜひ勝ちたいと言っていた4日間大会。しかも、優勝賞金3600万円というビッグトーナメントで達成した。
「今日はドライバーもまっすぐで、ショットもよくて、安定したプレーができた」と答えたテレビ中継での優勝インタビューでは、“女子プロゴルフ界のアイドル”という愛称にふさわしいスマイルを披露した。
トップ10入り15回で優勝ゼロだった2022年シーズンから、2023年シーズンは初優勝を含む2勝。メルセデス、賞金ランキングともにトップ10入りして迎えるツアー終盤戦での菅沼の活躍が楽しみだ。
通算11アンダーの2位には山下美夢有、尾関彩美悠、福田真未の3人、通算10アンダーの5位には森田遥、ペ・ソンウ、天本ハルカの3人が並んでいる。