岩井明愛が涙の2勝目!1打差で小祝さくらを振り切る

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ツアー2勝目を挙げた岩井明愛 写真:Getty Images

◆国内女子プロツアー<住友生命Vitalityレディス 東海クラシック 9月15日~9月17日 新南愛知カントリークラブ美浜コース(愛知県) /6534ヤード・パー72>

JLPGAツアーの第28戦『第54回住友生命Vitalityレディス 東海クラシック』の最終日が行われ、後続に3打差の通算13アンダーで首位スタートした岩井明愛が、通算15アンダーで今季2勝目を挙げた。1打差の2位には6位タイから追い上げた小祝さくらが入った。

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岩井明愛が苦しみを乗り越えつかんだツアー2勝目

 今年4月の『KTT杯バンテリンレディスオープン』でツアー初優勝を飾ってから、出場した17試合のうち8試合でトップ5フィニッシュをきめていた岩井明愛。そのうち2位が5回と、ツアー2勝目がつかめそうでつかめない状態が続いていた。

 山下美夢有、稲見萌寧、イ・ミニョン、鶴岡果恋が並んだ2位に3打差をつけてスタートした最終日も、リードを4打差まで広げた14番パー4に落とし穴が待っていた。

 バンカーからの2打目がグリーンをオーバーしてしまい、まさかのOBに。このホールをダブルボギーとして、通算14アンダーにしてしまう。

その後、1つ前の組でプレーしていた小祝さくらに猛追されるも、16番パー3でバーディーを奪い通算15アンダーでホールアウト。小祝を1打差で振り切り、通算15アンダーで今季2勝目、ツアー通算2勝目を挙げた。

優勝を決めた瞬間の岩井明愛 写真:Getty Images

 勝てそうで勝てない状況、すでに4勝を挙げている妹・千怜の活躍など、いろいろな思いがあったのだろう。最終18番でウイニングパットを決めた瞬間、天を仰ぎながら両手を突き上げた明愛の眼には涙が光っていた。

 しかしこれで、鬼門と言われる2勝目をゲット。若手の活躍が目立つJLPGAツアーの先頭を行く岩井ツインズの活躍が今後も見られそうだ。

 なお、通算14アンダーの2位には小祝。さらに12アンダーの3位タイには、米ツアーから帰国参戦した西村優菜のほか、笠りつ子、西郷真央、イ・ミニョンの4人が入った。

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