石川県金沢市は加賀藩主前田家の城下町として栄え、武家屋や茶屋町など京都のような街並みが人気の観光都市です。また、兼六園や21世紀美術館など歴史と芸術、そして新しい文化が融合する街でもあります。そんな金沢市の中心地に、ちょっと気になるゴルフウェアのお店を見つけました。
伝統の織物技術を利用した最上級の着心地
金沢市の歓楽街といえば片町ですが、その片町からほど近い路地裏に「TIMONE kanazawa(ティモーネカナザワ)」はあります。
金沢市に本社があるカジグループのカジナイロン株式会社が手掛けるアパレルショップで、ティモーネはそのナイロン生地を使用したメイド・イン・ジャパンのアパレルブランドです。
■TIMONE kanazawa
石川県金沢市片町1-1-13 3F
TEL:076-208-3180(K-3Bお問い合わせ窓口)
営業時間:午前11時~午後7時30分(水曜定休)
そこからさらに派生して生まれたのが「K-3B」。全天候型で、どんな場面にも適応する超合理的ビジネスユニフォームとして人気で、時代にマッチした理念とデザイン性の高さから、幅広い世代に支持されています。
この「K-3B」でクリエイティブ・ディレクターを務めるのが干場義雅さん。男性誌の『LEON』をはじめ数々のファッション誌で活躍し、現在はファッションディレクターという枠にはまらない幅広い活躍をしています。そんな干場さんも惚れ込んだのが、カジナイロン社の最新テクノロジーから生まれた高性能な素材でした。
北陸は世界的な合成繊維の一大産地で、カジグループはその中枢と言える企業です。「K-3B」は、そのカジグループが開発した北陸発の合繊生地ブランド「KAJIF(カジフ)」を使用しています。
ゴルフシーンにマッチするデザイン性と機能性の共存
(左)ゴルフだけでなく普段着でも使える高いデザイン性が特徴
(右)スポーツウェア機能にプラスしてデザイン性を高めている
2022年から「K-3B」が新たに展開しているのが「K-3B ZERO」で、まさに今回見つけたウェアです。
ZEROシリーズは、ゴルフに特化というよりはブランド名の「ZERO」が示すように、無限の可能性がコンセプトになっています。そのため、ジムやランニング、サッカー、テニスなど、ゴルフだけではなく種目を選ばない合理的なアスリート・ウェアとして誕生しました。
「K-3B」と同じく「KAJIF(カジフ)」を使用しているため、機能性は言うに及ばず。一度着用したら病みつきになる着心地の良さです。
その理由は、ZEROシリーズでメイン素材になっている「RK228」にあります。たて糸よこ糸ともにポリウレタン混の糸を使った4WAYストレッチ生地は全方向にストレッチする生地で、あらゆる動きに対応してくれます。
また、シンプルなデザインだからこそ、ゴルフの日にウェアに悩むことなく、変な言い方をすれば「これを着ていれば間違いなし」のウェアなのです。
スポーツにおいて機能性の高さの重要性はもちろんのことですが、シンプルなのに人と被らない点は、ファッションにうるさいゴルファーにはとても大切なこと。「それどこのウェア?」と聞かれたら、ついつい話したくなるバックストーリーが、「K-3B ZERO」にはあると感じました。
金沢発で金沢でしか買えないのでは?と思われた方はご心配なく。
関東ではギンザシックスと表参道ヒルズに店舗が入っているほか、北海道は丸井今井札幌本店で手にとることができます。もちろんホームページからも購入は可能です。
金沢は散策するのも楽しい街です。金沢旅行の際には、ふらっと「TIMONE」に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。