中盤戦も出場できる!米ツアールーキー西村優菜&勝みなみがリシャッフル突破

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米ツアー中盤戦の出場権を確保した西村優菜 写真:Getty Images

◆海外女子プロツアー<コグニザント・ファウンダーズカップ 5月11日~5月14日 アッパーモントクレアCC(ニュージャージー州)/ 6656ヤード・パー72>

西村優菜のプレーを米ツアーで見られる機会が、中盤戦では増えそうだ。 シーズン中に出場順位を見直すリシャッフル直前のコグニザント・ファウンダーズカップ最終日、西村は最後まで踏ん張り33位タイでフィニッシュ。これまでより出場順位が上になるランキング80位以内に入った。日本勢では畑岡奈紗が8位タイ、試合は韓国のコ・ジンヨンが優勝している。

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ランキング74位でリシャッフルをクリアした西村優菜

 西村が複雑な表情で、4日間を振り返った。

 1つ前の試合で自己ベストの17位タイとなり、ポイントランキング77位で迎えた今大会。大会を終えてランキング80位以内なら、QT24位でのカテゴリー15から、これまでの出場順位より上のカテゴリー8になれるが、81位以下なら序盤戦とあまり変わらないカテゴリーに甘んじる。今後、どれだけ試合に出られるかが全く違うラインぎりぎりでの戦いだった。

 大きく出遅れた初日から巻き返し、3日目を終えて33位タイ。さらに上位を狙って臨んだ最終日は、まずまずのプレーを見せていたが、終盤になって失速。パー3の17番ボギーの後、18番ではダブルボギーという最悪の上がりで、通算1オーバー。31位タイに終わっている。

 「悔しいです」と言った後に続いたのは、「最後はスイングするのが怖くて」という言葉。苦しかったことが伝わってくる。

西村優菜は苦しみながらもリシャッフルはクリア 写真:Getty Images

 それでも、ポイントランキングはジワリと上げて74位。今大会を終えて1度日本に戻り、再び渡米して中盤戦からの戦いに挑む。

 歯切れのいい西村のプレーが米国でも爆発するチャンスが、今後広がることになる。

勝みなみは予選落ちもランキング72位で中盤戦へ

 一方、西村とともにルーキーとしてプレーしている勝みなみは、QT5位でカテゴリー14の出場権を持っていたため、ポイントランキング69位で今大会に臨んだ。

 これまで6試合に出場し、予選落ちも3試合あるが、DIOインプラントLAオープンでは7位タイ。悪くない状態でのリシャッフルだった。

 だが、今大会は1打足りずに予選落ち。西村ほどの危機感はなかったが、リシャッフルに緊張感があったのまちがいない。

 決勝ラウンド2日間、プレーできずに他選手の動向を見守ったが、終わってみればポイントランキング72位。カテゴリー8をキープして、今後につなげた。

畑岡奈紗はトップ5逃すも8位タイ

8位の畑岡奈紗は今季3度目のトップ10フィニッシュ 写真:Getty Images

 他の日本勢は、畑岡奈紗が最終日をイーブンパーでプレーして通算6アンダーの8位。「16番に来るまではトップ5圏内狙えていた。16,18番(のボギー)は悔しいですが、トップ10に入れたのはよかったです」と口にした。

 これがシーズン3度目のトップ10入り。優勝が狙えそうで勝てない状況が続いている。「昨日今日、良かった部分も多かったので、それを自分のものにして、パットもいい方向に来ているので」と、メジャーが続く6月以降に備え、2週間のオフで調整する予定でいる。

 なお、試合の結果は、最終ホールのバーディーでミンジー・リー(豪)に追いついたコ・ジンヨン(韓)が、通算13アンダーでのプレーオフを制して優勝。3打差3位にアシュリー・ブハイ(南ア)が入っている。

 その他の日本勢は、笹生優花と野村敏京が予選落ち。古江彩佳と渋野日向子は出場していない。

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