GDO茅ヶ崎ゴルフリンクス(神奈川・茅ケ崎市)が、地元の小学6年生向けの卒業イベントを実施。児童たちは、普段なかなか立ち入る機会のないゴルフ場でゴルフやフットゴルフなどの体験をしたほか、ゴルフ場でできるサステナブルな取り組みについての発表が行われました。
非日常の空間で小学校生活最後の思い出作り
3月7日からの3日間行われた茅ヶ崎市小学校卒業記念「Special Days」in GDO茅ヶ崎ゴルフリンクスには、地元の茅ヶ崎市立浜須賀小学校など3校の6年生、約430人が参加しました。
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このイベントは、茅ケ崎ゴルフリンクスの3番ホールに隣接する浜須賀小学校の松永忠弘校長が、茅ケ崎ゴルフリンクスの伊藤修武ゼネラルマネージャーに相談して始まったものだそうです。
「3年前、コロナ禍に見舞われて(修学旅行はじめ)何もかもができなかった卒業生に思い出を作ってあげたい一心で、GDO茅ヶ崎ゴルフリンクスさんへご相談をしたところ、快く小学生へゴルフ場を開放したイベントを開催して頂いたのが初年度でした。2年目以降は、行事ができてもできなくてもこの取り組みは子供たちのために継続していきましょうと伊藤さんに言っていただいて」(松永校長)という流れで始まったイベントですが、今では周辺の小学校の児童たちにとって、小学校最後の卒業イベントとしてすっかり定着。
この日参加した児童たちは、ゴルフ場という非日常な広い芝生の上で、小学校生活を共に過ごした仲間たちと、ゴルフアプローチゲームやフットゴルフを思う存分楽しみました。
児童たちからは短くなった鉛筆の贈呈も
また、開催3回目となる今回は、茅ヶ崎ゴルフリンクスにおけるSDGs活動をさらに推進するために、浜須賀小学校のSDGs委員会がサステナブルなアイデアを発表。
委員会からは、ゴルフ場でのスコア記入時に使用する「ペグシル」の代わりに使って欲しいと、メンバーたちで集めた短くなった鉛筆約800本を茅ヶ崎ゴルフリンクスに贈りました。
部長の中山仁愛さんと副部長の鹿川紗更さんは、「鉛筆は、自習の時間にSDGs委員会メンバー16名で手分けをして、全クラスをまわって呼びかけました。鉛筆を集める箱も、新しい物を買うのではなく、捨てられてしまうティッシュ箱を使うことで環境への配慮を心がけました。学校中に設置した箱から鉛筆を回収する作業は大変でしたが、毎日箱の中を見ると、たくさん鉛筆が集まっているのを見てとても嬉しい気持ちになりました」と、活動中の苦労と喜びを教えてくれました。
児童たちの思いを受け取った伊藤ゼネラルマネージャーは、「ゴルファーがペグシルを使い捨てにしているという指摘があると松永校長に話したところ、本年度から浜須賀小学校の5~6年生でSDGs委員会が立ち上がったとお聞きしました。今回、寄贈していただいた短くなった鉛筆は、小学生が集めてくれた鉛筆であることを告知した上で、ゴルファーの皆様に使用していただく予定です」と感謝のコメント。
鉛筆のお礼として、短くなったら鉢植えに植えることで花やハーブ、野菜の芽が出て育つ、サステナブルな鉛筆をプレゼントしたということです。
GDO茅ヶ崎ゴルフリンクスでは、今後も親子イベントやナイトピクニック、YOGA、ワークショップなど、ゴルフ以外のイベントの開催を通じて、これまでにない新しいゴルフ場としての楽しみかたを提案していくことにしているそうです。