ゴルフの活動指数は、経済産業省の調べによると2020年春、コロナ禍の緊急事態宣言で大きく落ち込みました。しかし最近では、屋外で楽しめてソーシャルディスタンスが保てるという理由からか急激に回復し、コロナ禍前を上回る活況となっています。ここでは日本のゴルフ人口やゴルフにかける金額、コース事情などをリサーチしてみました。
日本のゴルフ人口やゴルフにかける金額は?
ここのところゴルフ人口が減少傾向にあると言われてきましたが、コロナ禍において、ゴルフ場やゴルフ練習場の営業はどのような影響を受けたでしょうか。
「第3次産業活動指数」という経済産業省の調査では、1回目の緊急事態宣言の際は大幅に低下したものの、なんと夏にかけて急速に回復。2回目の緊急事態宣言が発出された後も好調が続いています。 “密”とは比較的無縁ともいえる大自然スポーツだからこそ、今ゴルフが注目されているのです。
では、気になる他人のゴルファー事情も見てみましょう。
公益財団法人・日本生産性本部の「レジャー白書2021」によると、ゴルフコースでのプレー回数は前年比1.6回増の14.9回。月1ゴルファーという言葉もあるように、月に1回強のペースでコースプレーというのが平均的です。
次にゴルフにかける費用は5.5%(7,900円)増の151,500円。約月1万円以上!男性会社員の平均お小遣いが3万円から4万円といわれているので、お金がかかるスポーツであることには間違いがないようです。
世界でもトップクラスのコースコンディションでプレーできる幸せ
国内には約2,300コースのゴルフ場があり、米国、英国に次ぐ世界3位のゴルフ場保有国です。丘陵地を巧みに利用した設計で戦略性の高いコースも多く、多くのゴルファーの挑戦欲を高めています。
コースコンディションの高さも折り紙付きで、四季のある日本では、その季節や天候に応じて繊細な管理方法が発展してきました。特にグリーンやカラーの刈込みの質は海外からも高い評価を得ています。
ちなみに世界トップ100コース(US-GolfDigest)の2020年ランキングでは、13位に兵庫県の廣野ゴルフ倶楽部が、26位に川奈ゴルフ富士コースが選ばれています。
世界でもトップクラスのコンディションでプレーできる幸せを、ありがたく感じながらプレーしたいものですね。