ゴルフ場プレー費高騰な上にサービスも変化!? コロナ禍におけるプレー費やコンペの傾向などを探る!

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写真:Adobe Stock

コロナ禍にあって密になりにくいスポーツとして注目されているゴルフ。世界ではゴルフ人口が増えたというニュースもありましたが、日本でも同様の傾向にあるようです。だからなのか「最近何だか急にプレー費が高くなってない?」などという声がちらほら。プレー費をはじめコンペの傾向など、コロナ禍で変化したゴルフ場事情を探ってみました。

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プレー費の高騰に加えて、さまざまなサービスがセルフになる傾向に

 最近のゴルフ場事情を探るため、ゴルフ場予約の提携コース数2,000コース以上と日本一の数を誇るゴルフダイジェスト・オンラインの野中さんに突撃取材。膨大な予約データの解析や日々ゴルフ場の関係者と接する経験値など、さまざまな角度から最近の傾向を分析していただきました。

 「2021年の7月から今年にかけて、確かにプレー費高騰の傾向があります。コロナ禍突入前の2019年までは、平日も土日も右肩下がりでプレー費は下落してきていました。2010年比でおよそ8~9%ほどの下落です。それが2021年には2015年や2016年の水準にまで戻ってきています」

 確かにゴルフ人口の減少もあって一旦は下がったプレー費ですが、コロナ時代において比較的感染リスクが低いスポーツとしてニーズが高まり、プレー費も徐々に高騰し始めているようです。

 さらに野中さんはゴルフ場の対応にも変化があると言います。「クラブハウス内でのマスク着用、入館時の検温・消毒など基本的な対処はほとんどのゴルフ場で実施しているようです。また母数自体はわかりかねますが、キャディバックの積み下ろしやプレー後のクラブ掃除に関しては、コロナ禍を機にお客様自身が行うセルフサービスが増えているようです」

ゴルフコンペやプレースタイルをはじめ、ドレスコードにまで変化が現れている!?

写真:Adobe Stock

 「年代的には30代以下の若年層の増加傾向が顕著です。あとはコンペの組数規模が縮小していますね。これまで多かった5組以上のコンペが減少して、3組規模のコンペ割合が増えました。この背景には付き合いとしてのコンペが減り、ゴルフ仲間でのコンペが相対的に増えているのだと思われます。またプレー予約が以前よりも直前化している傾向もあります。“コロナ禍以降、ゴルフ場予約は活況なので早く予約しないと行きたいゴルフ場を予約できない”と考えるはずなのですが…。原因は若年層ゴルファー増加に加えて、ビギナーゴルファーが増えたことが関係しているのではないかと考えています」(野中さん)

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 「『スループレー』や『ひとり予約』といった、プレースタイルやプランの変化も注目ポイントですね。ゴルフは短時間でサクッと楽しんで、余った時間を別のコトに費やしたり、急にゴルフをしたくなった時に仲間との日程調整が不要な『ひとりゴルフ』を予約したり、最近の若年ゴルファーのライフスタイルに合ったプランが、今後ますます増えるのではないでしょうか。また来場時のドレスコードにも変化がみられます。これまでのような“襟付きのシャツにジャケット着用”がマストではなく、プレーをする服装のまま来場する方が増えている気がします。これはコロナ禍以降、ロッカー利用や浴室利用を制限した経緯もあり、“ゴルフ場への来場のドレスコードが緩んだ現象”とも考えています」(野中さん)

 コロナ禍を経て、ゴルフ場ではさまざまな変化が生じているようです。そしてこれからもさらなるニューノーマルなゴルフスタイルが誕生していくことと思いますが、 “紳士淑女のスポーツ”ですからしっかりマナーを守って楽しんでいきましょう!!

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