イ・ボミに復活の兆し見えず…。2か月ぶりの日本ツアー出場も予選落ち

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2か月ぶりの日本ツアー参戦だったが… 写真:Getty Images

◆国内女子プロツアー<宮里藍サントリーレディスオープン 6月9日~6月12日 六甲国際ゴルフ倶楽部(兵庫県) 6527ヤード・パー72>

元賞金女王のイ・ボミが、宮里藍サントリーレディスオープンに推薦枠から出場した。約2か月ぶりの日本ツアー出場も、通算5オーバーの104位タイで予選落ち。復活の兆しはまだ見えないままだ。

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初日は粘るも、2日目は見せ場作れず

 元賞金女王のイ・ボミに元気がない。

 日本ツアーのシードを持たないイ・ボミだが、宮里藍サントリーレディスオープンには主催者推薦で出場。約2か月ぶりの日本ツアー出場とあり、どんなゴルフを見せてくれるのか注目が集まっていた。

 韓国では心身ともにリフレッシュし、日本に万全の状態で来たと思ったが、全体的なプレーはやはりどこかぎこちない。

 9日の初日は2バーディー、2ボギーの72で回ってイーブンパー。初日はドライバーショットが安定していたが、2日目は一転してショットが乱れ、インスタートの10番と11番で連続ボギー。その後も3つボギーを叩き、ほとんど見せ場を作れなかった。後半は3番でボギーのあと、4番と5番で連続バーディーと持ちこたえるも、最終9番でまたボギーを叩いて、通算5オーバーの104位タイで予選落ちした。

 「練習ではいいショットが打てています。今週はいい所にしっかりと打てればバーディーが取れるので、すごく好きなコースです」と語っていたが、苦手意識がないコースでもスコアをまとめられなかった。

続くスランプ 復活のカギはアイアンの精度

日本ツアーでの復活に期待したい 写真:Getty Images

 5月には韓国ツアー2試合に出場したが、いずれも予選落ち。イ・ボミは結果が出れば自信がつき、そこから波に乗るタイプの選手だが、スランプから脱出できずにいるため、気持ちが乗ってこない。

 「ドライバーは安定してきていますが、アイアンが薄く当たることが多い」と言うように、問題はアイアンだ。初日のパーオン数は18ホール中「11」、2日目は「9」と5割前後。アイアンの精度が浮上のカギとなる。

 これで、今季の日本ツアーでは6試合で5回予選落ち。表情は冴えないままだが、まだ今季の日本ツアーには出続ける。

 今後は、アース・モンダミンカップと資生堂レディスオープンに推薦出場の予定。元賞金女王のプライドがあるのならこのままでは終われない。

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