渋野日向子は無念の予選落ち!笹生優花、橋本美月も通過ならず

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126位タイで予選落ちした渋野日向子 写真:Getty Images

◆海外女子プロツアー<アムンディ エビアン選手権 7月21日~7月24日 エビアンリゾートGC(フランス) 6523ヤード・パー71>

いいところを全くと言っていいほど見せられないまま、渋野日向子が予選落ちした。メジャー第4戦、アムンディ・エビアン選手権の2日目(現地時間22日)、渋野は前日同様、思うようなプレーができず、通算9オーバー。この日プレーした131人中120位という成績でコースを去った。笹生優花、橋本美月も予選を通過できずに終わった。

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「悔しいの一言です」硬い表情で言葉を絞り出した渋野日向子

 1つでもスコアを取り戻したい3オーバー111位からの2日目だったが、1番からボギーと苦しさは増した。

 3番ではティーショットを左のバンカーに入れて出すだけしかできずに、3打目もグリーンの傾斜をうまく攻略できずに長いパーパットが残った。3パットのダブルボギーで通算6オーバー。さらに追い込まれていく。

 ショット、パットともに苦しいのが伝わってくるようなプレーぶりで、この後も2ボギー、1ダブルボギー。ようやく少し笑顔が見えたのは、16番のパー3で左からの8メートルを入れた唯一のバーディーの時だけだった。

 巻き返すどころか、4つスコアを落として通算9オーバー。126位タイでコースを去ることになった。「全体的にホントに良くなかった印象。どうしようもなかったです」と、口をついたのは本音だろう。
 
 次週も欧州ツアーのトラストゴルフ・ウィメンズ・スコティッシュオープン(28日~31日、スコットランド・ダンドナルドリンクス)に出場し、その次の全英女子オープン(8月28~31日、スコットランド・ミュアフィールド)には、歴代優勝者として出場予定。しばらく欧州でのプレーが続く。

 対策を問われると、「とりあえず、すべてをどうにかしなきゃいけない状況なので、1つ1つやっていくしかないです」と、どん底にありながらも腹をくくって先を見据えた。

笹生優花も苦しんだままコースを去った

笹生優花も2打及ばず予選落ち 写真:Getty Images

 2021年全米女子オープン覇者の笹生も、苦しんだままコースを去った。

 4オーバーまでスコアを落としながら、イーブンパーまでカムバックしてきた初日のようにはいかなかった2日目。

 傾斜がきつく、フェアウェーも狭いコースでは、持ち前の飛距離も生かしきれない。グリーンのタッチもつかみきれずに2バーディー、4ボギー。通算2オーバーで予選通過に2打及ばず、88位タイで予選落ちした。

 「よくなかったと思います」と、きっぱりと言い切った2日間。だが、落ち込んではいられない。渋野同様、来週、再来週と欧州での試合が続くからだ。

 「(次の2試合は)リンクスになるので、それに合わせて準備していきます」と、最後はいつもの淡々とした調子で締めくくった。

予選落ちながら積極的なプレーを見せた橋本美月

 東北福祉大2年のアマチュア、橋本美月は、メジャーの洗礼を受けた初日とは違って、自分のゴルフをしようと踏ん張り続けた。

 「コースの難しさやセッティングもあって、ピンポジションは海外の人からしたら簡単かもしれませんけど、自分には初日から厳しい」と、泣きが入った初日は3オーバーの111位。しかし、この日は必死でコースに食らいついた。

 その結果が4バーディー、4ボギー、2ダブルボギーの4オーバー。スコアは初日より悪く、通算7オーバーで残念ながら予選落ちとはなったが、1つしか取れなかったバーディーを4つ奪うなど、大学2年の橋本にとってこの2日間が、大きな経験となったのはまちがいない。

 昨年のアジアパシフィック女子アマに優勝し、本人が一番驚きながら、オーガスタ女子アマにも出場したが、オーガスタナショナルGCで行われる決勝ラウンドには進めず、練習ラウンドするだけに終わっている。その悔しさと経験を持って臨んだ初のメジャーでは、新たに糧とするものを見つけたに違いない。

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