みんなから嫌われるスロープレーを防ぐコツ【いまさら聞けないゴルフのマナー&ルール】

  • URLをコピーしました!
写真:Shutterstock

コロナ禍でゴルフ人気が高まっている現在、平日でもゴルフ場は混みあっています。同じフィールドにいるプレーヤー全員が楽しくゴルフをするために、スロープレーをしないように意識することはとても大事なことです。自分が渋滞の発生源にならないよう注意しましょう。

INDEX

これだけ覚えておけばOK!Play fastのコツ

 スコアが悪い人ほど、スロープレーになる可能性が高いのは当然ですね。

 でも、「下手なんだからしょうがない」ということにはなりません。たくさん打ってしまう人でも、速くプレーする意識を持てば、決してスロープレーヤーにはなりません。また、スコアはいいのにプレーが遅い人は、その意識がないということになります。

 自分のプレーでいっぱいいっぱいになりがちですが、常に全体を意識することを心がけましょう。常に安全を優先しながらではありますが、打ったら、次のショットに使う可能性のあるクラブを数本持って、そこに歩いていくこと。「走れ!」と言われることも多いですが、歩いていくだけで十分。テキパキと動きましょう。

 また、カップから遠い人が先に打つのが基本ですが、最近ではプレーのペースを考えて、安全なら準備のできた人から打つことも推奨されています。

 周りを見ながら、自分が打てるようなら遠慮なく打ちます。もちろん、他の人に危険が及ぶようなら声かけも忘れずに。

焦らず、ちょっと落ち着いて周りを見ながらプレーしよう!

ビギナーゴルファーはクラブを数本持ってのプレーを心掛けよう 写真:Shutterstock

 乗用カートでのプレーでも、必ずカートに戻らなくてはいけないわけではありません。

 特に、チョロがあったり、ミスが多かったりするビギナーのみなさんは、クラブを数本持って歩いてプレーするほうが速いケースもたくさんあります。

 「ナイスショットしたらカートに乗れる」くらいの気持ちで、カートの運転やリモコン操作は上級者に任せるのがおすすめです。

 自分のことは自分でするのが基本ですが、一緒に回ってるプレーヤー同士が協力し合えば、よりスムーズにプレーを進行できます。

 グリーンが近づいてきたら、アプローチに使うクラブと一緒にパターを必ず持って行くこと。パットを打つときに使わないクラブを置くのは、次のティーイングエリアへ向かう方向のグリーンの外側です。手前に置くと戻る時間がかかる上、次の組が打ってくる邪魔になります。セルフプレーではクラブを忘れることも多くなるので、それに慣れましょう。

 また、自分の番になったらすぐに打てるように、早めにラインを読んでおきます。自分の番が来てからグズグズしているのは、スロープレーの原因を作っているようなものです。

 スコアとは別に、サクサクとプレーするスマートなゴルファーになれれば、「また一緒にプレーしたい」と仲間から言ってもらえます。全体を考え、やるべきことを先回りしてテキパキと動く。ゴルフの腕前とは別に、マナーのいいゴルファーになるコツです。

文/小川淳子

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

LET’S SHARE
  • URLをコピーしました!
INDEX