年間女王やシード権争いが激化!女子ゴルフのメルセデス・ランキングが熱い

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(上段左から)申ジエ、岩井明愛、森田遥 (下段左から)鶴岡果恋、柏原明日架、堀琴音 写真:Getty Images

2023JLPGAツアー第31戦『スタンレーレディスホンダゴルフトーナメント』が、森田遥の6年ぶりとなるツアー2勝目で幕を閉じ、来シーズンのシード権の指標となるメルセデス・ランキングが更新された。これから終盤戦を迎えるJLPGAツアーでは、各試合での優勝争いのほかに、年間最優秀選手や、来季のシード権獲得に向けた激しいランキング争いにも注目だ。

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森田遥が6年ぶり優勝で42位にジャンプアップ

6年ぶりの優勝で42位にランクアップした森田遥 写真:Getty Images

 スタンレーレディスホンダが終わり、今季のJLPGAツアーは、条件を満たした選手しか出場できない『TOTO ジャパンクラシック』と『JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ』を除くと、シード権を争う選手たちにとっては、実質、残り5試合となった。

 メルセデス・ランキングとは、JLPGAツアーや海外のメジャー大会での順位をポイントに換算し、年間を通じての総合的な活躍度を表すもので、シーズン終了時に50位以内の選手に翌年のシード権が与えられるとともに、1位の年間最優秀選手には4年間のシード権が与えられる。

 スタンレーレディスホンダで6年ぶりのツアー2勝目を飾った森田遥は、今回の優勝で200ポイントを獲得。通算451.35ポイントとして、先週の65位から42位にジャンプアップしている。

ランキング1位を守る申ジエ(左)と2位の岩井明愛 写真:Getty Images

 8月の『CAT Ladies』終了時点から7試合連続でランキング1位を守っているのが、今季ツアー2勝の申ジエ。スタンレーレディスホンダでも5位タイに入り、51.20ポイントを加算して通算2554.12ポイント。今季ツアー3勝を挙げているランキング2位の岩井明愛(2368.89ポイント)との差を、ほんの少し広げている。

 3位以降は、山下美夢有(2335.80ポイント)、小祝さくら(1833.08ポイント)、櫻井心那(1508.02ポイント)が続いている。

激しいシード争いにも注目

残り5試合にシード獲得がかかる鶴岡果恋(左)と柏原明日架 写真:Getty Images

 今季優勝した選手や、複数年シードを持っている選手などがいるため実際には少し複雑なのだが、そうした権利を持っていない選手にとっては、シーズン終了時のランキングが50位以内でなければ来期のシード権をつかむことはできない。

 現在、46位のベテラン・笠りつ子(435.96ポイント)のあとには、尾関彩美悠(427.65ポイント)、濱田茉優(423.96ポイント)、宮澤美咲(420.36ポイント)、小滝水音(395.50ポイント)と続く。

 彼女たちを追う中で目に付く選手としては、52位の天本ハルカ(359.73ポイント)、53位の鶴岡果恋(358.50ポイント)、54位の柏原明日架(355.35ポイント)、56位の脇元華(347.60ポイント)などが挙げられる。

57位からの巻き返しを狙う堀琴音 写真:Getty Images

 そのほか、昨年メルセデスランキング9位だった堀琴音(57位・344.20ポイント)や、11年ぶりの優勝で話題になった金田久美子(63位・292.55ポイント)も、終盤戦での一発を狙ってくるに違いない。

 華やかに見える女子プロゴルファーたちの、来季の生き残りをかけた激しい戦いから目が離せない。

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