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8の字スイングのジム・フューリック 写真:Getty Images

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8の字スイングだけではないジム・フューリックのちょっといい話【舩越園子 ゴルフの泉】

2022.06.08

ゴルフジャーナリストの舩越園子さんがPGAツアーを中心に長年のゴルフ取材中に見聞きしたこぼれ話を紹介します!今回は、変則的な8の字スイングで知られているジム・フューリックの人となりが分かるお話です。

“8の字”スイングのジム・フューリック

 ジム・フューリックというアメリカ人選手がいます。今年52歳になり、すでにシニアの仲間入りをしていますが、私は彼が1994年にアメリカツアーにデビューしたころから、彼の取材を重ねてきました。

 デビュー翌年に早々に初優勝を挙げたフューリックは、その後も、毎年1勝を挙げていきました。レベルの高いアメリカツアーで毎年必ず優勝を飾るのは大変なことです。それができていたフューリックの底力と安定感は高く評価されるべきものでした。しかし、まるで8の字を描くようにクラブを振る彼のスイングがあまりにも変則的だったせいか、フューリックに対する人々の見方は実際より低かったように感じられました。

 「8の字、8の字って言われるけど、僕自身は8の字を描いている感覚はない。まっすぐ引いて、まっすぐ出しているだけなんだけど」

 フューリックは、ちょっぴり困り顔で、いつもそう言っていました。

腐らず、諦めず、虎視眈々と目標を目指すフューリックの姿勢

 そんな彼が2007年を最後に勝利から遠ざかり、優勝争いに絡んでは惜敗する日々を繰り返していたときのこと。彼は自分に言い聞かせるように、こんなことを言ったのです。

 「ジャック・ニクラスはメジャーで18勝を挙げた。でも、ニクラスはその2倍以上、2位を経験した。優勝するより2位になる回数のほうが多いんだ。どんなに練習しても、その成果がなかなか出ないってことは、誰にもある」

 その翌週、フューリックは3年ぶりの復活優勝を飾り、その年はアメリカツアーの年間王者にも輝きました。

 我が道、信じる道を、黙々と歩み、たとえ2位ばかりでも腐らず、諦めず、虎視眈々と目標を目指す。そんなフューリックの姿勢が私は大好きで、自分もあんなふうにありたいと何度も思ったものです。

文/舩越園子(ゴルフジャーナリスト)

8の字スイングだけではないジム・フューリックのちょっといい話【舩越園子 ゴルフの泉】

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