「今日のコンペは『新ペリ』だからね」。ゴルフコンペの際にこんな会話が交わされることがありますよね。この○○方式とは、実力の異なるゴルファーが互いに楽しく競うことができるようにハンディキャップを用いる場合の算出方式のこと。知っておくとコンペが一層楽しくなるハンディキャップ算出方式の基礎知識を解説しましょう。
ハンディキャップを持たないゴルファーのために考案された「ペリア方式」
ぺリア方式とは、オフィシャルなハンディキャップを持たないゴルファーが参加するコンペのために考案されたハンディキャップ算出法で、「隠しホール」と呼ばれる任意に選ばれたホールのスコアの合計によってハンディを決めます。
ちなみに「隠しホール」はプレー終了後まで明かされません。
具体的にはアウトとインそれぞれからパー3が1つ、パー4が1つ、パー5が1つの3ホールずつ、計6ホールを「隠しホール」として定めます。そしてそのスコアを3倍し、その数からコースのパー(たとえば72)を引いた数を換算表に照らし合わせてハンディを決めます。6ホールの合計スコアが24ならハンディ0、30なら14.4という具合です。
運の要素が大きいぺリア方式を改善するために考案されたのが「新ぺリア方式」
新ぺリア方式ではアウトとインそれぞれ6ホールずつ、パーの合計が48になるように選んだ12ホールのスコアを1.5倍し、そこからコースのパー72を引いた数に0.8をかけた数を換算表に照らし合わせます。
ですので「ぺリア方式」に比べて運の要素はだいぶ軽減するので、最近のコンペではほぼこの「新ぺリア方式」が採用されています。
しかし、それでも隠しホールがうまくはまればシングルゴルファーに20以上のハンディがついてぶっちぎりの優勝!なんてこともあり得るわけで、そのギャンブル性がコンペの醍醐味だったりするわけです。