ティーショット、即ちそのホールの第1打目が直接カップインすることをホールインワン (Hole In One)と言います。ゴルフをプレーしている人にとって、ホールインワンをするのが夢という人も多いかと思います。ホールインワンにまつわるいくつかの豆知識を紹介しましょう。
ホールインワンが出る確率はどのくらい?
そもそも、ホールインワンが起きる確率はどのくらいあると思いますか?
それを検証したデータはいくつもあり、その数値にもばらつきは見られますが、概ね中級以上のアマチュアゴルファーの場合は1/5,000~15,000くらいの確率になるといいます。
そうなると1回のラウンドでパー3が4ホールあるとして、2000ラウンドも回っていれば1回くらいはホールインワンが起きる可能性が出てくる計算となります。1年に20回ラウンドしても100年かかるということですね。
さまざまなホールインワンの記録を調べてみました
まずはホールインワンの最多記録ですが、アメリカのノーマン・マンレーという人の59回という記録が最高です。
その記録には アルバトロス(パー4でのホールインワン)も含まれますが、1964年にプレーをした際、330ヤードの7番ホールでホールインワンを出した後、8番ホール(290ヤード)のパー4でもホールインワン、つまり2ホール連続のアルバトロスのホールインワンを達成したというのです。
最高齢のホールインワン達成記録は、2014年にアメリカのフロリダ州でガス・アンドレオンという人が出した記録とされており、当時の年齢が103歳でした。
100歳を超えてラウンドしていること自体が奇跡と言えますが、このホールインワンが実に人生8回目のことだったというから驚きです。
続いて最年少での達成記録ですが、1999年にアメリカのクリスチャン・カーペンターという人の「4歳と195日」という記録が、ギネス記録でも公式認定されています。
もっとも長い距離の記録としては、アメリカの高地、コロラド州の Green Valley Ranch Golf Club の9番ホールで、マイケル・クリーンという人が2002年に出した「517ヤード・パー5でのホールインワン」という記録があります。
ホールインワンを出した際のお財布事情
日本でホールインワンを出した場合、祝儀や記念品の贈呈といったことを行うのが暗黙の了解とされており、同伴競技者や一緒にラウンドしてくれたキャディさんに祝儀を渡すのが通例となっています。
その相場ですが、キャディさんの場合はだいたい1~3万円といったところになるようです。同伴競技者やゴルフ仲間に対しては1人当たり2~3,000円相当の記念品などを渡すのが一般的とされています。ただ、祝賀パーティを開催したり、ゴルフ場に記念樹を植えたりするとなると数万円かかってしまうこともあります。
うれしい悲鳴にならないように、ゴルフ保険には入っておいた方が賢明ですね。