プレーオフを制し高橋慧が2度目の挑戦で日本一に!PGAティーチングプロ選手権FR

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優勝カップを掲げる高橋慧 写真提供:PGA

◆<第27回 PGAティーチングプロ選手権大会 島津ゴルフ俱楽部カップ2025 10月21日~22日 島津ゴルフ俱楽部(鹿児島県) /6515ヤード・パー71>

PGAティーチングプロ選手権大会の最終ラウンドは、首位から3打差の1アンダー14位タイからスタートした高橋慧が通算6アンダーでのプレーオフに突入。1ホール目でバーディーを奪い、逆転での初優勝を飾った。

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「これで負けたらしょうがない」精一杯のプレーで大逆転

3打差を逆転して優勝した高橋慧 写真提供:PGA

 雨と霧という悪コンディションの中、18番(パー4)で始まったプレーオフ。「ほぼまっすぐ(のライン)。打った瞬間に『入るな』と思った」という約4メートルのバーディーパットを沈めた高橋慧が、力丸勇気、竹中智哉とのプレーオフを制した。

 第1ラウンドを終えて、首位から3打差の中に26人がひしめく大混戦のなか行われた最終ラウンド。4アンダーの首位タイで最終組の力丸、竹中に対して、1アンダー14位タイだった高橋は、その6組前でスタート。「ショットはよかったが、パットが入らず苦しんだ」という前半は、6番(パー5)でのバーディー1つに終わる。

雨、濃霧、寒さの中で5アンダーの好スコア 写真提供:PGA

 本人がポイントに挙げたのが11番(パー5)。ティーショットを右の林に入れたが、「奇跡的にグリーンを直接狙える場所だった」というセカンドショットでグリーンをとらえバーディーをゲット。「スイッチが入った。ガンガン行こうと思った」と言う通り、その後、13番、15番、16番でバーディーを奪い、5バーディー、ノーボギーの66でホールアウト。通算6アンダーのクラブハウスリーダーとして、後続のプレー終了を待った。

 ティーチングプロB級に加え、2017年のプロテストを突破しトーナメントプレーヤーの資格も持つ高橋。5年前に予選から勝ち上がり出場した日本オープンで9位という実績は、出場選手の中でも注目を集める存在だった。初めて出場した去年の大会では、通算6アンダーの3位。今年こそはという思いで臨んだ今大会では、「精一杯。これで負けたらしょうがない」というプレーができたという。

島津家の家紋「丸に十文字」の前でガッツポーズ

今回の優勝で、優勝賞金100万円とともに手にしたのが、「モチベーションだった」という2026年に滋賀県の蒲生ゴルフ倶楽部で開催される『第93回日本プロゴルフ選手権大会 センコーグループカップ』への出場権。目指すは先人たちのリベンジだという。「これまでティーチングプロ選手権を勝って出場したティーチングプロは予選通過をしていないと聞いているので、何とか達成したい」と意気込んだ。

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