自己ベストの「63」で大逆転!大瀧一紀がPGAティーチングプロ選手権で初優勝

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初優勝を飾った大瀧一紀 写真提供:PGA

◆<第26回 PGAティーチングプロ選手権大会 サンコーカントリークラブカップ2024 10月30日~31日 サンコーカントリークラブ・東コース(群馬県) /6789ヤード・パー72>

PGAティーチングプロ選手権大会の最終ラウンドが行われ、首位から5打差の10位タイからスタートした大瀧一紀が通算9アンダーでの逆転優勝。3回目の挑戦で嬉しい初優勝を飾った。

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「爆発来るかも」予感通りのビッグスコアで5打差を逆転

写真提供:PGA

 インターネット配信への出演や、表彰式、取材・写真撮影など、長時間にわたって優勝者としての役目を果たした後、大瀧一紀は「優勝が決まった直後はふわふわした感じでしたが、やっと優勝したんだという実感がわいてきました」と嬉しさをにじませた。

 180センチ・82キロという立派な体格。元々は野球をしていたそうだが、「野球よりボールの飛ぶ面白さ」に気づき15歳から本格的にゴルフの世界に。「ほぼ初心者だった」という、地元・福島の富岡高校ゴルフ部でのデビュー戦では123を叩いたとのこと。その後、トーナメントプロになる夢を追いかけたが、「バーディーも取るけど、バギーも叩く」という波の荒いゴルフのため、20代半ばで一旦夢を封印。ゴルフで生計を立てるため、ティーチングプロの資格を取得したという。

写真提供:PGA

 首位とは5打差、最終組から5組前となった最終ラウンド。「楽しむぞ。1打1打精いっぱいやろう」とスタートした1番ホールをバーディー発進。2番(パー3)もバーディーとして迎えた3番(パー4)で、約15メートルのパットを沈め3連続バーディーとしたときに、「今日は(いいほうの)爆発が来るかも」と思ったという。

 スタートから6つスコアを伸ばして迎えた15番(パー5)で、2打目を50センチにつけるスーパーショットを放ち会心のイーグルをゲット。16番(パー4)でもバーディーを奪ったところで、大会関係者が用意したリーディングボードを確認。後続と2打差が付いたことに気づいたが、「後続が来るなと思っていた」と気を緩めることなく17、18番をパーセーブ。終わってみたら、1イーグル、8バーディー、1ボギーの63という驚愕のスコアをたたき出し、通算9アンダーでの大逆転優勝を達成した。

優勝賞金100万円をゲットし笑顔を見せる大瀧一紀

 これまでの自己ベストである「67」を大幅に更新するキャリアハイのスコアでの優勝については、「嬉しいけど、実感がない」と返答。しかし、獲得した100万円の使い道を聞いた時には、「これまで迷惑をかけてきた両親や、今お世話になっている職場の方たちと食事に行けたら」と柔和な笑顔を見せた。

 大滝プロの大逆転劇は、Golf Mチャンネル(https://youtube.com/live/IBPem8Fn5po)にて見逃し配信中。ゴルフを教えるプロたちの実力ナンバー1を決める熱い戦いを是非ご覧ください!

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