男子は最年少の小川真之介、女子は北添恵理が首位スタート!PGAティーチングプロ選手権第1R

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首位に立った北添恵理(左)と小川真之介 写真提供:PGA

◆<第25回 PGAティーチングプロ選手権大会/女子選手権大会 新宝塚カントリーカップ2023 10月24日~25日 新宝塚カントリークラブ(兵庫県) 6485ヤード/5880ヤード・パー71>

兵庫県の新宝塚カントリークラブで開幕したPGAティーチングプロ選手権大会&女子選手権大会は、第1ラウンドが終了。120人が出場した男子は、今大会の最年少である小川真之介が通算4アンダー、6人で争う女子は北添恵理が通算1アンダーで単独首位に立った。

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今大会最年少の小川真之介が単独首位に

 同じ会場で行われた去年の第1ラウンドでは、冬を感じさせる低い気温と強い風が選手たちを苦しめたが、この日は最高気温23度で風の影響もない、まさに絶好のコンディションとなった。

 そんな中、6バーディー、2ボギーの通算4アンダーで単独首位に立ったのは、今大会の最年少・22歳の若武者、小川真之介だった。

22歳の若武者・小川真之介が単独首位に 写真提供:PGA

 「このグリーンの速さには慣れていない」と戸惑いつつも、「落ち着いてプレーすることを意識」したことで並み居る先輩たちを押しのけ、今年ティーチングプロの資格を取得して初めて出場した本戦でビッグスコアをたたき出した。

初出場・初優勝を目指す 写真提供:PGA

 将来については今まさに考えているらしく、「ツアーにも出たいし、レッスンもしっかりやりたい」と本当に悩んでいる最中とのこと。ならばいっそのこと優勝して、来年の『日本プロゴルフ選手権大会』に出場すれば、新しい道が開けるかもしれない。

 優勝のポイントに挙げた「淡々と落ち着いてやることを意識」することができれば、初出場・初優勝に手が届くに違いない。

1打差の2位につけた松川佑樹 写真提供:PGA

 一方、1打差の2位タイには、松川佑樹、河野翔太、大木昌幸の3人が並ぶが、「もちろん優勝するつもりで来たが、『本当にここまで来てしまったか』と思っている」と笑わせたのが松川だ。

 なんでも、午前中から立ちくらみがするなど酸欠状態でプレーしていたそうだが、「どんなアクシデントが起こっても楽しむことを意識している」というポジティブシンキングが、5バーディー、2ボギーの通算3アンダーという好スコアにつながったのかもしれない。

ハックスクワットでは300キログラムを持ち上げる 写真提供:PGA

 趣味は筋トレで、太ももやふくらはぎなどの下半身を鍛えるハックスクワットでは300キログラムを持ち上げるという強靭な足腰を生かしたドライバーショットが魅力。

 トップに立っている小川と同じく本戦出場は初めてだが、「肝は据わっているほうなので緊張はない」と逆転優勝を虎視眈々と狙う。

“絶対女王”に1打差!北添恵理が首位で決勝ラウンドへ

北添恵理が単独首位で決勝ラウンドへ 写真提供:PGA

 女子選手権の第1ラウンドで首位に立ったのは、去年に続いて2度目の出場となる北添恵理。3連覇を目指す“絶対女王”の高木亜希子に1打差をつけて、明日の決勝ラウンドを迎える。

 「スタート直後の3ホールはあたふたした」と振り返ったように3番でボギーが先行。しかし、「5番からは難しくなる」と気を引き締めると、6番パー3でこの日最初のバーディー。さらに、9番パー3では、ティショットをグリーン右に外すも、56度のウェッジで打った約20ヤードのアプローチがカップインして勢いに乗った。

 後半の9ホールも1バーディー、1ボギーでまとめて、トータル1アンダー。女子では唯一のアンダーパーでのホールアウトとなった。

 「ドライバーなどのウッドはあまりイメージが良くなかったけど、得意のパットが良かった」というこの日のプレーへの自己採点は80点。少し厳しめの評価かなという気もするが、取りこぼしたボギーの分の減点は、最終ラウンドで取り返すつもりだ。

去年4月からは母校でコーチを務めている 写真提供:PGA

 母校である大阪学院大学高校で、去年の4月からコーチを務めている26歳。決勝ラウンドはUUUM GOLFのYouTubeチャンネルでLIVEで配信される。

 「生徒には配信は見てほしくない」とはにかみつつも、「いろいろ気になるだろうけど、リズムに乗って楽しみたい。優勝したい」と意気込んだ。

高木亜希子は1打差の2位 写真提供:PGA

 その北添を1打差で追うのが、第1回大会からの3連覇がかかる高木亜希子。「(3連覇への)意識はあるが、ただ自分んの力を出し切ることを意識」と語るも、女子では最多の5つのバーディーを奪いつつボギーも5つ叩きイーブンパーに終わったこの日のラウンドには、納得していないだろう。

 試合前から「最後はグリーン上の勝負」と予想していたが、自身のパターのタッチには手ごたえを感じている様子。

 「(決勝ラウンドは)アグレッシブに行かず、コツコツと行く。チャンスが来たらグリーンで勝負」と話す姿からは、まだまだ後輩に女王の座を譲る気は全く無さそうだ。

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