◆<第3回 PGAティーチングプロ女子選手権大会 新宝塚カントリーカップ2023 10月24日~25日 新宝塚カントリークラブ(兵庫県) /5880ヤード・パー71>
普段はアマチュアゴルファーへのレッスンをメインに活動しているPGAティーチングプロたちの実力日本一を決める『PGAティーチングプロ選手権大会』が、去年に続いて新宝塚カントリークラブで、きょう開幕する。今年が3回目となる女子選手権に出場する6人の中から2人のプロに話を聞いた。
「狙ってやらないと意味がない」3連覇に挑む高木亜希子
まずは、今回が3回目となる女子選手権で、これまで2連覇を果たしているのが高木亜希子。
PGAティーチングプロ選手権2022 女子は高木亜希子が2連覇達成!
いろんな人から聞かれたであろう3連覇への思いを聞くと、「ここまでくると、どこまで続けられるかというチャレンジみたいになっています」と、笑顔で答えてくれた。
大学に入って始めたというゴルフ歴も今年で27年目。2019年までJLPGAのプロテストにも挑戦してきたが、今ではこの大会が、「お客様に教える自分のゴルフの技術が実戦で生かせるのかどうか」を確認する大事な試合になっていると言う。
試合に向けては、「去年は速くて固いグリーンに対応できなかった。今年は去年ほどではないけど、今年もグリーン上の勝負になると思う」と表情を引き締めるとともに、「(3連覇は)狙ってやらないと意味がない。その中で自分の力を出し切れれば悔いはない」と、静かな闘志を燃やす。
絶対女王として3度目の大会に挑む高木が、どんなプレーを見せてくれるか楽しみだ。
「初めてだけど上位を目指す」女子唯一の初出場!中村彩乃
今回、女子選手権に出場する6人の中で唯一の初出場となるのが、今年1月にティーチングプロの資格を取った中村彩乃。
高校入学後にゴルフを始めたが、プロを目指し27歳までJLPGAのプロテストに挑戦してきた。「ツアープロにはなれなかったけど、ゴルフに関係する仕事に就きたい」という思いと、ゴルフ始めるきっかけを作ってくれた父の勧めもあって、ティーチングプロを目指したという。
会場である新宝塚カントリークラブは、きのうの練習ラウンドで初めて回った。「打つべきところに打たないとスコアにならない。グリーンが早くて難しい」と警戒する。
「初めてなので緊張すると思うけど、上位を目指して頑張りたい」と謙虚に語る中村だが、もちろん目指すは「初出場・初優勝」に違いない。