PGAティーチングプロ選手権 男子は小西勇輝が逆転優勝!女子は高木亜希子が連覇達成!

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優勝を飾った小西勇輝(左)と高木亜希子(右)(写真提供:PGA)

◆〈PGAティーチングプロ選手権・女子選手権・新宝塚カントリーカップ2022 2022年10月25日~26日 新宝塚カントリークラブ(兵庫県) 6537ヤード・パー70(男子)・5730ヤード・パー70(女子)〉

兵庫県の新宝塚カントリークラブを舞台に行われた2022年度のPGAティーチングプロ選手権大会(第24回)&PGAティーチングプロ女子選手権大会(第2回)の決勝ラウンド。秋晴れの中、ゴルフを教えるプロたちの頂点を目指した熱い戦いが繰り広げられた。

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終盤にドラマ!男子は小西勇輝が逆転で初優勝を飾る!

【見逃し配信】PGAティーチングプロ選手権・女子選手権 新宝塚カントリークラブカップ2022

 首位とは3ストローク差の5位タイからスタートした小西勇輝が、3アンダーの67でラウンド。2日間トータルで唯一のアンダーパーとなる通算2アンダーで嬉しい大会初制覇を達成した。

 2次予選(関東A)でトップ通過を果たして本戦出場を果たした小西は、勝つことしか頭になかったと言う。

 「今回は最初から優勝を狙っていて、生意気ですけど勝ちにいきました。17番でダブルボギーを叩いてしまいましたが、その前の16番ホールで流れが断ち切れそうになったのを耐えられたのが大きかったです」

 この日の小西は2番、5番、7番、12番、14番と順調にバーディを積み重ね、15番を終えた時点でノーボギーの完璧な内容。

 しかし16番パー3でティショットが右に抜けてしまう。ただ、そのボールが何かに大きく跳ねて右サイドの傾斜から戻りグリーンオンしたのだ。このラッキーを生かしてパーをセーブできたのが、振り返ると大きかったと言う。

 続く17番ではティショットでOBを打ち、この日初めてスコアを落とすことになるが、後続で追いかける立場の澤口もスコアを落としていたため、最終的には2位以下に3ストローク差をつけての逆転優勝となった。

逆転優勝を決めた小西勇輝(写真提供:PGA)

東北福祉大出身の小西勇輝 仲間たちと戦う日本プロが楽しみ

 小西は東北福祉大出身で、同級生には男子レギュラーツアーで活躍している片岡尚之らがおり、先日の日本オープンで95年ぶりのアマチュア優勝を飾った蝉川泰果は後輩にあたる。

 そんな彼らと来年の日本プロゴルフ選手権で同じ舞台に立てることを本当に嬉しく思っていると小西。全国のティーチングプロの代表として、存分にその力を発揮してもらいたい。

高木亜希子が苦しみながらも最後は地力を発揮!大会連覇達成

大会連覇を果たした高木亜希子(写真提供:PGA)

 2日間通算15オーバー。レギュラーツアー並みのコンパクションとグリーンスピードに苦しんだ2日間となったが、最後は高木亜希子が前年覇者の意地を見せて勝ち切った。

 「アウトは距離が長いホールも多く難しいんですが、インに入ってからは比較的落ち着いてプレーすることができました。このような難しいセッティングと素晴らしいコンディションの中でプレーすることができ感謝しています。3連覇という新しい目標がまた一つできたので、お客さまへのレッスンをしながら、自分自身の技術向上に努めたいと思います」

高木を猛追したが1打に泣いた山本あいり(写真提供:PGA)

 最終日はスタートホールから2連続ボギーで始まり、その後も中々リズムを作ることができなかった高木。そんな高木を猛追したのが山本あいり。初日は80を叩いてしまったものの、この日は粘り強くチャンスをうかがった。前半はトリプルボギーもあり、後退しかけたが、後半の13番でバーディを奪い、15番を終えた時点では高木に並んだ。

 結果的には惜しくも1ストローク及ばなかったが、最終日のバックナインは1バーディ、ノーボギーの素晴らしいゴルフを披露してくれた。

 一方の高木は15番のボギーで首位タイに並ばれるが、勝負所の17番で意地のバーディを奪取。この日の初バーディが勝負の決め手となった。

 今回はツアー並みのコンディションでの厳しい戦いになったが、その中でもティーチングプロのレベルが年々向上していることを実感する大会となった。果たして来年はどのようなドラマが待っているのだろうか。今から楽しみにしたい。

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