◆<第26回 PGAティーチングプロ選手権大会 サンコーカントリークラブカップ2024 10月30日~31日 サンコーカントリークラブ・東コース(群馬県) /男子6789ヤード/女子5924ヤード/パー72>
アマチュアゴルファーを上達に導くエキスパートであるティーチングプロたちが、年に1度、自身のゴルフの腕前を披露する『PGAティーチングプロ選手権大会/女子選手権大会』が、いよいよ30日にサンコーカントリークラブ(群馬県)にて開幕。男女のディフェンディングチャンピオンに意気込みを聞いた。
男子初の連覇に挑む大木昌幸プロ
前回大会で4ホールにわたるプレーオフを制し、初優勝を飾ったのが大木昌幸プロ。チャンピオンになって何か変わったか質問したところ、「自分が思っていたよりは(反応が)なかったけど、最近になって、レベルの高い人たちがレッスンに来てくれるようになった。ジワジワですね」と笑顔を見せた。
今回から会場がサンコーカントリークラブに変わった。今日で3回目のラウンドだというコースの印象については、「場所によってグリーンが狙いにくいので、ショットの精度が大事になりそう」とコメント。「スコアが出そうな気もするし、出なさそうな気もする。(自分としては)出ないほうがチャンスがあると思うけど、(2日間で)8アンダーくらいまで行くかも」と展開を予想する。
過去にこの大会を連覇した男子プロはいない。「妻からは、『また優勝して賞金を持ってきて』と言われたけど、そんな簡単にはいかないですよね」と苦笑しながらも、「2日間ともアンダーパーで回りたい。(それが)できれば、結果が付いてくると思う」と勝負師の目つきになった。
絶対女王が狙うは思い出のコースでの4連覇
今大会に4連覇がかかっているのが高木亜希子プロ。練習ラウンド後に話を聞いた時の表情は、去年に比べて落ち着いているように見えた。
本人曰く、「去年ほどプレッシャーはない」とのことで、師匠の南崎次郎プロからは、「4連覇と考えるとプレッシャーになるから、最初から5連覇するつもりで行ってこい」と送り出されたという。
第1回大会から3連覇中の“絶対女王”ということもあり、本業のティーチングプロとしても引く手あまた。週に4~5回のラウンドレッスンに加え、月に5~6回はスタジオでのレッスンをこなす状況だというが、「ラウンドもできるし、自分のスキルアップにもつながっている」と、生徒の方たちに感謝の気持ちを表した。
サンコーカントリークラブは、高木プロがPGAティーチングプロライセンスを取得するために、2019年に実技試験を受けた思い出のコース。
4連覇に向けては、「自分らしいゴルフで、2日間冷静にプレーしたい」と控えめにコメントしつつも、今大会が初出場となるティーチングプロ4期生たちに対しては、「スコアが出そうな気がするので、ついていけるようにしたい。」と警戒。「バーディーを取れるところでしっかり取って、簡単にボギーを叩かないことが大事」と前を向いた。
Golf Mでは31日の決勝ラウンドの模様を、Golf Mチャンネル(https://youtube.com/live/IBPem8Fn5po)にてLIVE配信します。ゴルフを教えるプロたちの実力ナンバー1を決める熱い戦いを是非ご覧ください!