静岡県浜松市にあるゴルフ練習場「四ツ池ゴルフガーデン」で、小型ボール拾いロボットが導入されたことが話題になっています。DX化による業務効率の向上が、多くのゴルフ練習場で課題となっている人材確保の難しさや職場環境の改善につながっているようです。
高齢者たちの同僚はロボット!
全打席にトップトレーサーレンジを導入している「四ツ池ゴルフガーデン」は、天然芝200ヤード、99打席の開放感あふれるゴルフ練習場です。
DXの目玉!無人芝刈り機がゴルフ場にもたらした意外なメリットとは
コロナ禍以降のゴルフ人気もあり、20代から40代の新規ユーザーが60%を超え、ゴルフを楽しむ若いユーザーも増えているそうです。
■四ツ池ゴルフガーデン
静岡県浜松市中区幸3-5-10
https://www.yotsuike.jp/
多くのゴルフ練習場では、猛暑や寒い中での厳しい作業の影響もあって、ボール拾いの人材確保に頭を悩ませているとのこと。四ツ池ゴルフガーデンでは、勤続年数の長い高齢者の方がたくさん活躍しているそうですが、その方たちの労働環境改善のため、今回、小型ボール拾いロボットを導入したということです。
導入された2台の小型ボール拾いロボットの名前は「かめ吉・かめ太郎」。部屋を自動で掃除する掃除機ロボットのような動きでボールを収集します。
かめ吉とかめ太郎を導入したことで、これまで45分かかっていたボール拾いが30分以内で終わるようになったそうで、将来的には作業を20分で終了することを目指しているということです。
ちなみに、ロボットが同僚になった高齢者たちからは、「仕事が楽になった」「動いている姿がかわいい」という声があがっているほか、ロボットに対する仲間意識も芽生えてきているそうです。
ボール拾いロボットの「かめ吉・かめ太郎」は、早朝と午後3時から稼働しているということなので、ゴルフ練習のついでに彼らの活躍ぶりをチェックするのも楽しそうですね。